特許
J-GLOBAL ID:200903031456648132

非複屈折性光学樹脂材料及び光学部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 竹本 松司 ,  杉山 秀雄 ,  湯田 浩一 ,  魚住 高博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-128410
公開番号(公開出願番号):特開2006-308682
出願日: 2005年04月26日
公開日(公表日): 2006年11月09日
要約:
【課題】配向複屈折性と光弾性複屈折性を同時に減殺し、ほぼ消去した光学樹脂材料並び同材料を用いた光学部材。【解決手段】光学材料を2元系以上の共重合系を含む3成分以上の複合成分系で構成し、且つ、それら複合成分系の成分の組み合わせ及び成分比を、該光学材料が配向複屈折性と光弾性複屈折性の双方が同時に相殺され、共重合体主鎖の配向度0.03において5.0×10-5以下であり、且つ、光弾性定数が1.0×10-12(Pa-1)以下となるようにする。複合成分系には、分極率の異方性を有し、更にポリマー中で配向し得る低分子有機化合物からなる添加物が含まれていても良い。また、複合成分系は、3元系以上の共重合系で構成されていても良い。光学樹脂を成形して得られる光学部材は、外力印加下でも複屈折を殆ど示さない。【選択図】図1
請求項(抜粋):
共重合体の元数x(x≧2)を成分数に含めて計数する条件で定義される成分数zが3以上である複合成分系を含む非複屈折性光学樹脂材料であって、 前記複合成分系は、元数xが3以上の共重合体のみで構成されているか、あるいは、元数xが2以上の共重合体及び分極率の異方性を有しポリマー中で配向し得る少なくとも1種類の低分子有機化合物で構成されており、 前記複合成分系を構成する成分の組み合わせは、 前記共重合体の各成分を構成する各モノマーに対応する各ホモポリマーの固有配向複屈折の各符号、及び、前記低分子有機化合物が前記各ホモポリマー中で共通して示す配向複屈折性の符号の内、少なくとも1つは他と異符号であり、且つ、 前記各ホモポリマーの光弾性複屈折性、及び、前記低分子有機化合物が前記各ホモポリマー中で共通して示す光弾性複屈折性の内、少なくとも一つは他と異符号であるように選ばれ、 前記複合成分系を構成する成分の成分比は、前記配向複屈折性に関する異符号関係及び前記光弾性複屈折性に関する異符号関係を利用して、前記非複屈折性光学樹脂の示す配向複屈折と光弾性複屈折が同時に相殺されるように選ばれている、前記非複屈折性光学樹脂材料。
IPC (1件):
G02B 1/04
FI (1件):
G02B1/04
引用特許:
出願人引用 (1件)

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