特許
J-GLOBAL ID:200903031470495551

地下電磁探査方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 布施 行夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-277913
公開番号(公開出願番号):特開平7-110382
出願日: 1993年10月08日
公開日(公表日): 1995年04月25日
要約:
【要約】【目的】 地形、地表付近の構造の影響が小さく、しかも外来、環境ノイズによる影響が小さく、さらには、ソースオーバープリントを小さくし、地下構造を正確に測定することができる電磁探査方法を得ること。【構成】 送信ループ10と、地表面側の測定ポイントに設置される複数の受信ループ20-1,20-2とを用い地下の比抵抗分布を電磁探査する方法であって、前記送信ループ10に調整用交流電流を通電し、このとき前記各受信ループ20-1,20-2から得られる調整用出力が互いに相殺されるよう各受信ループ20-1,20-2の出力を合成する出力合成回路40を形成する調整工程と、前記送信ループ10に送信電流を通電し、この送信電流を遮断することにより、地下に渦電流が伝播して行くスモークリング現象を発生させ、前記渦電流の減衰を前記出力合成回路40の出力から電磁場の時間関数の変化として検出し記憶する、時間領域の地下電磁探査工程とを、各測定ポイント毎に繰返して行い、各測定ポイント毎の記憶データに基づき地下の比抵抗分布を演算する。
請求項(抜粋):
地表面側に設置されるスモークリング発生用電流源と、地表面側の測定ポイントに設置される複数の電磁波受信部と、を用い地下の比抵抗分布を電磁探査する方法であって、前記スモークリング発生用電流源に調整用交流電流を通電し、このとき前記各電磁波受信部から得られる調整用出力を検出し記憶する調整工程と、前記スモークリング発生用電流源に送信電流を通電し、この送信電流を遮断することにより、地下に渦電流が伝播して行くスモークリング現象を発生させ、前記渦電流の減衰を前記各電磁波受信部を用い電磁場の時間関数の変化として検出し記憶する時間領域の地下電磁探査工程と、を、各測定ポイント毎に繰返し行い、各測定ポイント毎に、記憶された各電磁波受信部の調整用出力が互いに相殺されるよう各電磁波受信部の出力合成手法を決定し、前記探査工程で得られた各電磁波受信部の各検出出力を前記出力合成手法により合成し電磁場の時間関数の変化をとらえ、各測定ポイント毎の合成出力データに基づき地下の比抵抗分布を演算することを特徴とする地下電磁探査方法。

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