特許
J-GLOBAL ID:200903031487251117
クラッチ装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-066252
公開番号(公開出願番号):特開平8-261249
出願日: 1995年03月24日
公開日(公表日): 1996年10月08日
要約:
【要約】【目的】 相対回転する一対の部材がある方向に相対回転した時には確実な自縛係合が可能で逆方向に回転した時には確実に空転が可能なクラッチ装置の提供。【構成】 クラッチケーシング100の壁面とクラッチディスク8の間に、第1カム部材2、第1カムローラ5、ピストン3、第2カムローラ6、第2カム部材4の順に配列する。リターンスプリング7によりピストン3を常時クラッチケーシング100の方向に付勢する。第1カム部材2とピストン3の対向する面にはカム角αの一対のカム面2L、3Lを、また、ピストン3と第2カム部材4の対向する面にはカム角βの一対のカム面3R、4Rを設ける。第2カム部材4とクラッチディスク8の間の摩擦係数をμとした時に、tanα>μ、tanβ<μとする。第1カム部材2と第1カムローラ5の間に選択的に油圧を供給する。
請求項(抜粋):
共通の軸線上に離間配置され相対回転する一対の部材と、前記一対の部材の軸方向の対向する面の間に配設され、前記相対回転する一対の部材の一方に摩擦係合せしめられた時にその軸方向の長さを伸長するカム機構と、前記カム機構を軸方向に選択的に押圧し、前記摩擦係合を誘起する押圧手段と、前記カム機構に軸方向の付勢力を与える付勢手段とから成り、前記カム機構は第1カム機構と第2カム機構から成り、前記第1カム機構は、前記摩擦係合後において前記相対回転する一対の部材がある方向に相対回転した時に軸方向の推力を発生し、該推力の反力が前記相対回転する一対の部材の摩擦係合せしめられない方の部材で受けられて、回転トルクに対応した力で前記相対回転する一対の部材を係合し、前記第2カム機構は、前記摩擦係合後において前記相対回転する一対の部材が前記方向とは逆の方向に相対回転した時に軸方向の推力を発生し、該推力と前記押圧手段の押圧力により前記押圧手段の押圧力に対応した力で前記一対の部材を係合し、前記付勢手段は前記第2カム機構にのみ前記相対回転している部材の一方から離すための付勢力を与えることを特徴とするクラッチ装置。
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