特許
J-GLOBAL ID:200903031542696662

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-127659
公開番号(公開出願番号):特開平7-329756
出願日: 1994年06月09日
公開日(公表日): 1995年12月19日
要約:
【要約】【目的】 アンチスキッド制御中に、正確かつ早期に路面摩擦係数の緩慢な変化を捉えてアンチスキッド制御に反映させる。【構成】 増圧制御がT1を経過し、推定車速-車輪速度の積算値ΣΔVW≧ΔV1となり、推定車体加速度GBがほぼVDOWNである状態がT2を経過した場合(t3)に、推定路面摩擦係数μが所定値μ1分増加され、推定路面摩擦係数μと実際の路面摩擦係数との間のずれが修正される。更に推定車体速度VBも下方修正され、推定車体速度VBに応じて設定された所定範囲(二点鎖線で示す減圧基準速度)も同様に自動的に下方修正される。したがってブレーキ圧力の増圧制御が継続する。しかし推定車体速度VBの修正がないと時刻t4で車輪速度VWが減圧基準速度より低下して減圧制御に移行してしまい、制動距離が不必要に伸びてしまう。本発明ではこのような現象を防止することができる。
請求項(抜粋):
車両の走行路面の摩擦係数を推定する摩擦係数推定手段を備え、少なくともこの推定された走行路面の摩擦係数に基づいて推定車体速度の限界減速度を決定するとともに、当該推定車体速度に応じて各車輪の基準速度を設定し、この基準速度と各車輪速度との比較、および基準加速度と各車輪加速度との比較により、当該車輪のブレーキ圧力を少なくとも減圧,増圧して調節し、各車輪に過度のスリップが発生することを防止するアンチスキッド制御を実行する車両用アンチスキッド制御装置において、上述のアンチスキッド制御におけるブレーキ圧力の減圧によって、前記車輪の車輪速度が回復してから次回のブレーキ圧力の減圧が開始されるまでの期間において、前記車両における複数の車輪について同時期に、ブレーキ圧力の増圧が所定の期間継続した場合に、前記摩擦係数推定手段が推定した摩擦係数を高い側に補正する高摩擦補正手段を備えることを特徴とする車両用アンチスキッド制御装置。
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭64-063451
  • 特開平4-342646
  • 特開平4-015153
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