特許
J-GLOBAL ID:200903031610748269

有機材料のための安定剤として使用するための新規のテトラメチルピペリジン化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-208402
公開番号(公開出願番号):特開平5-194391
出願日: 1992年07月13日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】【目的】新規の安定剤を提供する。【構成】下記の式(I)〔式中、R1 は、例えば、水素原子またはメチル基を表し、nは例えば1を表しそしてAは、例えば、-COR2 (R2 は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表す。)を表す。〕の新規のピペリジン化合物およびそれと光分解、熱分解と酸化分解を受け易い有機材料を含有する組成物。【化1】【効果】上記化合物は、有機材料のための光安定剤、熱安定剤および酸化安定剤として有用である。
請求項(抜粋):
次式(I):【化1】{式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、O・、OH、NO、CH2 CN、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基、炭素原子数3ないし6のアルケニル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル基上が単-,二-または三-置換されている炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;または炭素原子1ないし8のアシル基を表し;そしてnは1、2、3または4を表しそして、nが1を表す場合は、Aは炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし6のアルケニル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル基上が単-,二-または三-置換されている炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表すか;またはAは次式 (IIa)-(IIc):【化2】[式中、同一または異なっていてよいX1 とX2 は-OR4 、-SR4 または-N(-R5 )-R6 〔式中、同一または異なっていてよいR4 、R5 とR6 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基により単-,二-または三-置換されている炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数3ないし18のアルケニル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基または炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により単-,二-または三-置換されているフェニル基;未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル基上が単-,二-または三-置換されている炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;OHにより、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基により、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基によりまたは窒素原子上に自由価を持つ5-ないし7-員の含窒素有複素環基により2-、3-または4-位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基;テトラヒドロフルフリル基または次式(III ):【化3】(式中、R7 はR1 のために定義したように表される。)の基を表すか;または-N(-R5 )-R6 は5-ないし7-員の複素環基を表す。〕の基を表すか;またはX1 とX2 は次式 (IVa)-(IVc):【化4】(R7 は上で定義されたように表される。)の基の一つを表し;R2 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基により単-,二-または三-置換されている炭素原子5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数2ないし18のアルケニル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基または炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により単-,二-または三-置換されているおよび/またはOH基により単置換されているフェニル基;未置換のまたはフェニル基上が炭素原子数1ないし4のアルキル基により単-,二-または三-置換されているおよび/またはOH基により単置換されている炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表し;pは零または1を表し;そしてR3 は炭素原子数1ないし18のアルキル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基により単-,二-または三-置換されている炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数3ないし18のアルケニル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル基上が単-,二-または三-置換されている炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;または式(III )の基を表す。]の基の一つも表し;そしてnが2である場合は、Aは炭素原子数2ないし12のアルキレン基、1,2または3個の酸素原子により中断されている炭素原子数4ないし12のアルキレン基;2-ヒドロキシトリメチレン基、フェニレンジメチレン基または次式(Va)-(Ve):【化5】[式中、X3 はX1 とX2 のために上で定義されたように表されるかまたは次式(VI) :【化6】(式中、R1 は上で定義されたように表される。)の基を表し;E1 は次式 (VIIa)-(VIIc):【化7】〔式中、同一または異なっていてよいG1 、G2 とG3 は-O-または>N-R14(式中、R14は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基により単-,二-または三-置換されている炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル基上が単-,二-または三-置換されている炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;または式 (III)の基を表す。)を表し;R10は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、1,2または3個の酸素原子によりまたは1または2個の>N-R15基(式中、R15はR14のために上で定義されたように表されるかまたは炭素原子数1ないし8のアシル基または(炭素原子数1ないし8のアルコキシ)-カルボニル基を表す。)により中断されている炭素原子数4ないし12のアルキレン基;炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、炭素原子数1ないし4のアルキレンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基、炭素原子数2ないし4のアルキリデンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基、フェニレン基、フェニレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、炭素原子数1ないし4のアルキレンジフェニレン基または炭素原子数2ないし4のアルキリデンジフェニレン基を表し;R11は炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表し;G4 は基:>N-(R11-G3 )s -、>CH-O-または>CH-CH2 -N(-R14)-(R14は上で定義されたように表される。)の一つを表し;同一または異なっていてよいrとsは零または1を表し;R12は水素原子を表すかまたは、rが1を表しそしてG4 が>CH-O-を表す場合は、メチル基も表し;そしてR13は水素原子またはメチル基を表す。〕の基の一つを表し;R8 は直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数2ないし4のアルケニレン基、シクロヘキシレン基、シクロヘキセニレン基またはフェニレン基を表し;R9 は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、1,2または3個の酸素原子により中断されている炭素原子数4ないし12のアルキレン基;炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基または炭素原子数2ないし4のアルキリデンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基を表し;qは零または1ないし10の整数を表す。]の基の一つを表し;nが3を表す場合は、Aは脂肪族の炭素原子数4ないし18のトリアシル基、芳香族の炭素原子数9ないし18のトリアシル基または次式(VIII):【化8】〔式中、X3 は上で定義されたように表され;そしてE2 は次式(IXa)-(IXc):【化9】(式中、同一または異なっていてよいG5 、G6 およびG7 はG1 、G2 およびG3 のために上で定義されたように表され;同一または異なっていてよいR16、R17およびR18は炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表し;tは零または1を表し;同一または異なっていてよいR19、R20およびR21はR14のために上で定義されたように表され;G8 は直接結合または-CH2 -を表し;同一または異なっていてよいuとvは2ないし6の整数を表しそしてR22は炭素原子数3ないし12のアルカントリイル基を表す。)の基の一つを表す。〕の基を表し;そしてnが4を表す場合、Aは脂肪族の炭素原子数6ないし18のテトラアシル基、芳香族の炭素原子数10ないし18のテトラシアシル基または次式(Xa)または(Xb):【化10】〔式中、X3 は上で定義されたように表され;そしてE3 は次式(XIa)-(XIc):【化11】(式中、G9 はG1 、G2 およびG3 のために上で定義されたように表され;そして同一または異なっていてよいR23とR24は炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表し;wは零または1を表しそしてR25は炭素原子数4ないし12のアルカンテトライル基を表す。)の基を表す。〕の基を表す。}の化合物。
IPC (8件):
C07D211/58 ,  C07D211/94 ,  C07D211/98 ,  C07D401/14 211 ,  C07D405/14 211 ,  C08K 5/3435 KBH ,  C08K 5/3462 KBJ ,  C08K 5/3492 KBN

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