特許
J-GLOBAL ID:200903031615452287

14面体型希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳川 泰男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-284513
公開番号(公開出願番号):特開平11-106748
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月20日
要約:
【要約】【課題】 輝尽発光、消去特性、残像特性、フェーディング特性、X線残光性などにおいて改良された特性を示す14面体型輝尽性蛍光体の製法を提供する。【解決手段】Ba<SB>1-x</SB> Ca<SB>x</SB> FBr<SB>1-y</SB> I<SB>y</SB> :aEu,bM,eA[MはLi、Na、K、Rb、Cs;AはAl<SB>2</SB> O<SB>3</SB> 、SiO<SB>2</SB> などの酸化物;0<x≦0.03、0<y≦0.30、0.0001≦a≦0.01、0<b≦0.05、0<e≦0.05]の14面体型希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体を製造するための、a)弗化臭化バリウム系蛍光体前駆体の生成工程、b)弗化沃化バリウム系蛍光体前駆体の生成工程、c)該蛍光体前駆体と焼結を防止するための酸化物Aと、必要によりMのハロゲン化物との混合工程、d)焼成工程、e)ほぐし、分級、デカント工程、そしてf)固液分離、乾燥工程からなる方法。
請求項(抜粋):
組成式(I): Ba<SB>1-x</SB> Ca<SB>x</SB> FBr<SB>1-y</SB> I<SB>y</SB> :aEu,bM,eA ...(I)[ただし、MはLi、Na、K、Rb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属を表わし;AはAl<SB>2</SB> O<SB>3</SB> およびSiO<SB>2</SB> からなる群より選ばれる酸化物を表わし;x、y、a、b及びeは、それぞれ、0<x≦0.03、0<y≦0.30、0.0001≦a≦0.01、0<b≦0.05、そして0<e≦0.05の条件を満足する数値である。]で表わされる14面体型希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体を製造するための下記の工程の組合せからなる方法:a)BaBr<SB>2</SB> の水溶液にEuのハロゲン化物、Caのハロゲン化物および必要によりMX(Xは、ハロゲン、NO<SB>3</SB> 、NO<SB>2</SB> およびカルボン酸残基からなる群より選ばれる少なくとも一種である)を添加して、BaBr<SB>2</SB> 濃度が0.9〜1.6モル/L、温度が20〜100°Cの溶液を調製し、次にこの溶液に無機弗化物を一定速度で添加して希土類付活弗化臭化バリウム系蛍光体前駆体を得る工程;b)BaI<SB>2</SB> の水溶液にEuのハロゲン化物を添加してBaI<SB>2</SB> 濃度が2.9〜4.2モル/L、温度が20〜100°Cの溶液を調製し、次にこの溶液に無機弗化物を一定速度で添加して希土類付活弗化沃化バリウム系蛍光体前駆体を得る工程;c)工程a)で得られた希土類付活弗化臭化バリウム系蛍光体前駆体、工程b)で得られた希土類付活弗化沃化バリウム系蛍光体前駆体、焼結を防止するためのAからなる酸化物、および必要によりMのハロゲン化物、BaF<SB>2</SB> および/またはBaBr<SB>2</SB> を混合する工程;d)工程c)で得られた混合物を、微量酸素含有窒素ガス雰囲気中で、700〜900°Cの温度で、1〜6時間焼成する工程;e)工程d)で得られた焼成物を、低級アルコール中またはBa<SP>2+</SP>を含む水溶液に分散させて焼成による焼結および凝集を緩和した後、湿式分級により一定粒度以上の粒子が除去されたスラリーを得、次いで該スラリーを一定時間静置した後上澄み液を取り除いて、過剰な酸化物Aが除去されたスラリーを得る工程;f)工程e)で得られたスラリーに固液分離を行った後、乾燥し、次いで乾式分級を行う工程。
IPC (2件):
C09K 11/61 ,  C09K 11/55
FI (2件):
C09K 11/61 ,  C09K 11/55

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