特許
J-GLOBAL ID:200903031654881314

使用済燃料の再処理方法および長半減期元素の消滅方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-255395
公開番号(公開出願番号):特開平8-122487
出願日: 1994年10月20日
公開日(公表日): 1996年05月17日
要約:
【要約】【目的】使用済燃料を再処理した際に塩および金属廃棄物を発生させないこと、および半減期が長く生成量の多い核種を消滅させること。【構成】使用済金属燃料をせん断工程1でXe,Krを除去する。前処理工程2でIを分離する。第1の電解精製工程3で電解により固体Fe陰極にUを、液体Cd陰極にPuを析出させて回収する。電解槽にオフガス処理工程6を設けてSeを回収する。電解槽で使用したCd中で沈澱したTcは沈澱分離して回収する。沈澱分離後および陰極Cdは蒸留してMA,Rh,Ru,Nbを取り除いた後、リサイクルして再利用する。電気泳動工程5によりCs,Sr,REを除去した後リサイクルする。ドローダウン工程4でPdとSnを回収する。長半減期元素の消滅処理方法は消滅対象核種を核種毎に同等の消滅割合で全体として消滅量を確保するか、予め決められた期間で最大の消滅量を確保する。
請求項(抜粋):
使用済金属燃料をせん断したした後、液浸性容器に入れ加熱して溶融する前処理工程と、この前処理工程後の使用済金属燃料を溶解してUとPuを回収する第1の電解精製工程と、この第1の電解精製工程後の使用済溶融塩と使用済Cd相に残存しているUとPuとマイナーアクチニドを回収するドローダウン工程と、このドローダウン工程で使用した使用済溶融塩からCsとSrを回収して取り除く電気泳動工程と、前記第1の電解精製工程で発生する核分裂生成物を回収するオフガス処理工程と、前記第1の電解精製工程で使用したCdに含まれる不溶解成分を沈澱として分解するろ過工程と、前記第1の電解精製工程でPuとマイナーアクチニドを回収する陰極として使用したCdを蒸留するCd蒸留工程と、このCd蒸留工程の前にPuとマイナーアクチニドの回収率を向上させるための第2の電解精製工程と、前記ドローダウン工程で固体陰極に回収されたUとPuとマイナーアクチニドと同時に回収された貴金属性元素からUとPuとマイナーアクチニドとZrを共に回収するための蒸留工程からなることを特徴とする使用済燃料の再処理方法。
IPC (4件):
G21C 19/44 ,  G21C 19/46 ,  G21F 9/00 ,  G21F 9/00 ZAB
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開平1-237497
  • 溶融塩電解精製法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-110423   出願人:財団法人電力中央研究所, 株式会社東芝
  • 特開平3-075597
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