特許
J-GLOBAL ID:200903031661816773

車両用直結クラツチ付流体式伝動装置の油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-321207
公開番号(公開出願番号):特開平5-133467
出願日: 1991年11月08日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 運転性を損なうことなく燃費が可及的に低くされ、しかも油圧回路を複雑或いは高価とすることなくロックアップクラッチの高い解放応答性が得られる車両用直結クラッチ付流体式伝動装置の油圧制御装置を提供する。【構成】 スリップ制御弁装置のロックアップ制御弁56がロックアップクラッチ32の通常の解放および急解放の為のポート76b、76cおよびドレンポート76eを備えており、ソレノイドNo.4の作動に応答して切換作動されることにより、クラッチ係合状態ではロックアップクラッチ32のスリップ量が調節される一方、クラッチ解放状態では係合側油室35内からの作動油をオイルクーラ110を介してドレンさせる通常の解放モードとドレンポート76eにより直接ドレンさせる急解放モードとに択一的に切り換えられる。
請求項(抜粋):
係合側油室および解放側油室の圧力差に応じて直結クラッチが作動させられる車両用直結クラッチ付流体式伝動装置において、該解放側油室内の油圧を制御することにより該直結クラッチのスリップ量を調節する形式の油圧制御装置であって、切換用電磁ソレノイドと、該切換弁用電磁ソレノイドの作動に応答して前記解放側油室および係合側油室の一方へ作動油を供給し且つ他方内の作動油を排出させることにより前記直結クラッチの係合状態を切り換えるクラッチ切換弁とを備えたクラッチ切換弁装置と、スリップ制御用電磁ソレノイドと、前記クラッチ切換弁を通して前記解放油室側に連通される第1ポートと、該クラッチ切換弁を通して前記係合側油室に連通させられる第2ポートと、所定のクラッチ係合圧が供給される供給ポートと、大気に連通されるドレンポートと、オイルクーラに連通される第3ポートとを有し、該スリップ制御用電磁ソレノイドの作動に応答して、スリップ制御状態では該解放側油室内の油圧を制御するために前記第1ポートを前記供給ポートおよびドレンポートに適宜連通させ、直結クラッチ解放制御状態では前記第2ポートを前記第3ポートに連通させ、直結クラッチ急解放制御状態では前記第2ポートをドレンポートに連通させるスリップ制御弁とを備えたスリップ制御弁装置と、を含むことを特徴とする車両用直結クラッチ付流体式伝動装置の油圧制御装置。

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