特許
J-GLOBAL ID:200903031670525765

割れ感受性の小さいマルテンサイト系ステンレス鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-308093
公開番号(公開出願番号):特開平5-255734
出願日: 1991年11月22日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、熱間圧延終了後の変態割れや遅れ破壊を抑制するマルテンサイト系ステンレス鋼の脱水素熱処理方法を開示する。【構成】 当該ステンレス鋼をMs点以下に冷却した後、400°C〜Ac1 変態点の温度範囲で5時間以上保定する。特に析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼の場合には、保定の温度範囲を450°C〜550°Cにすると、より効率的に脱水素できる。【効果】 本技術によって、当該ステンレス鋼の鋼中水素量を容易に2ppm 以下とすることができ、熱間圧延終了後の変態割れや遅れ破壊を回避することが可能となった。その結果、製造コストの大幅な低減を実現した。また、従来より製造が極めて困難であった厚板製品の製造が可能となった。
請求項(抜粋):
オーステナイト温度域からMs点以下の温度に冷却したC:0.10重量%以下、Si:1.0重量%以下、Mn:1.0重量%以下、Cr:13.0〜20.0重量%、Ni:2.0〜8.0重量%を含むマルテンサイト系ステンレス鋼を、400°C〜Ac1 変態点の温度範囲で5時間以上保定することを特徴とする割れ感受性の小さいマルテンサイト系ステンレス鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 6/00 102 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/40 ,  C22C 38/50
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開平3-075337
  • 特開昭63-062849
  • 特開平3-075336
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