特許
J-GLOBAL ID:200903031706014835

多板クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 武彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-102502
公開番号(公開出願番号):特開平7-310757
出願日: 1994年05月17日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】 多板クラッチにおいて、位置決め部材によるハブフランジの慣性モーメント増加を抑える。【構成】 乾式多板クラッチ1において、ハブフランジ6は、トランスミッションの入力軸3に相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合するボス11と、ボス11から外周側に広がるフランジ12と、フランジ12の外周に設けられ、フライホイールリング5の内周側に配置された第2筒状部13とを含んでいる。第2筒状部13には半径方向に延びて第2筒状部13の内周面から外周面に通じる取付け孔52が形成されている。ドライブプレート7とドリブンプレートとは、それぞれフライホイールリング5とハブフランジ6の第2筒状部13とに軸方向に所定範囲内で相対移動可能にかつ相対回転不能に連結されている。位置決めピン51は取付け孔52に挿入固定され、半径方向外側の端部がドリブンプレート8の内周部に当接可能である。
請求項(抜粋):
入力側回転体から出力側回転体にトルクを伝達および遮断するための多板クラッチであって、前記入力側回転体に連結される第1筒状部を含む入力側部材と、前記第1筒状部の内周側に配置されて内周面から外周面に通じる取付け孔が形成されている第2筒状部を含み、前記出力側回転体に相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合する出力側部材と、前記第1筒状部と前記第2筒状部との間で軸方向に配置され、前記第1筒状部と前記第2筒状部とに交互に係合し、前記両筒状部には軸方向に所定範囲内で相対移動可能にかつ相対回転不能に係合する複数の環状摩擦板と、前記取付け孔に挿入固定され、半径方向外側の端部が前記環状摩擦板の内周部に当接可能である位置決め部材と、前記環状摩擦板を圧接および両者の圧接解除するためのクラッチ操作機構と、を備えた多板クラッチ。

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