特許
J-GLOBAL ID:200903031712970276
車両の運動制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-022042
公開番号(公開出願番号):特開平10-203329
出願日: 1997年01月20日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 制御対象の車輪に対し複数の制御モードが同時に設定されたときには、所期の制御モードに応じた適切な液圧モードを迅速に設定する。【解決手段】 制御マップ設定手段CMにより制御マップを設定すると共に、基準マップ設定手段RMにより基準マップを設定する。液圧モード設定手段PMにおいて、各車輪毎に演算したスリップ率偏差及び車体加速度偏差によって定まる制御マップの座標上の点に基づき所定の制御モードにおけるブレーキ液圧制御装置PCに対する液圧モードを設定する。各車輪に対し複数の制御モードを設定し、これらに応じた複数の制御マップを基準マップに重畳したときには、液圧モード選択手段PSにて、複数の制御マップにより設定された複数の液圧モードの内、ホイールシリンダ液圧の減圧勾配が大となる側の液圧モードを選択し、これに応じてブレーキ液圧制御装置PCによりホイールシリンダ液圧を制御する。
請求項(抜粋):
車両の各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段の検出車輪速度に基づき前記各車輪の車輪加速度を演算する車輪加速度演算手段と、前記車輪速度検出手段の検出車輪速度に基づき前記各車輪の実スリップ率を演算するスリップ率演算手段とを含み、前記車両の運動状態を判定する車両状態判定手段と、前記各車輪に対して制動力を付与するホイールシリンダのブレーキ液圧を、少くとも増圧モード及び減圧モードを有する複数の液圧モードのうちの各液圧モードに応じて制御するブレーキ液圧制御装置とを備え、前記車両状態判定手段の判定結果に基づき前記ブレーキ液圧制御装置を駆動制御し前記車両の各車輪に対する制動力を制御する車両の運動制御装置において、前記車両状態判定手段の判定結果に基づき複数の制御モードのうちの所定の制御モードに応じて前記各車輪の目標スリップ率を設定する目標スリップ率設定手段と、前記目標スリップ率と前記実スリップ率の差を演算してスリップ率偏差を求めるスリップ率偏差演算手段と、前記車輪加速度演算手段に基づき推定車体加速度を演算する推定車体加速度演算手段と、前記推定車体加速度と前記各車輪の車輪加速度の差を演算して車体加速度偏差を求める車体加速度偏差演算手段と、前記所定の制御モードの目標スリップ率と前記推定車体加速度を原点とし前記スリップ率偏差及び前記車体加速度偏差を夫々X軸及びY軸とする制御マップを設定する制御マップ設定手段と、前記各車輪毎に演算した前記スリップ率偏差及び前記車体加速度偏差によって定まる前記制御マップの座標上の点に基づき前記所定の制御モードにおける前記ブレーキ液圧制御装置に対する液圧モードを設定する液圧モード設定手段と、スリップ率及び車体加速度を夫々X軸及びY軸とする基準マップを設定する基準マップ設定手段と、前記各車輪に対し前記複数の制御モードを設定し、前記複数の制御モードに応じた複数の制御マップを前記基準マップに重畳したときには、前記複数の制御マップにより設定された複数の液圧モードの内、前記ホイールシリンダのブレーキ液圧の減圧勾配が大となる側の液圧モードを選択する液圧モード選択手段とを備え、前記ブレーキ液圧制御装置は、選択された前記液圧モードに応じて前記ホイールシリンダのブレーキ液圧を制御するように構成したことを特徴とする車両の運動制御装置。
IPC (3件):
B60T 8/00
, B60T 8/24
, B60T 8/58
FI (3件):
B60T 8/00 B
, B60T 8/24
, B60T 8/58 Z
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