特許
J-GLOBAL ID:200903031717019480
圧縮空気によるブレーキ用アンチスキッド制御システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-310756
公開番号(公開出願番号):特開平9-150724
出願日: 1995年11月29日
公開日(公表日): 1997年06月10日
要約:
【要約】【目的】モジュレータの数を少なくしながら、しかも排気能力を向上してブレーキ解除時の排気応答性を向上し、更にコストを低減する。【構成】緩増圧、緩減圧制御時には、入力口18aの圧縮空気が弁体20を作動しなく、入力口18aと出力口18bとの間で圧縮空気はバイパス通路18dのみを流動し、ブレーキ圧の上昇または降下に遅れをほとんど生じない。また、急増圧制御および急減圧制御時には、入力口18aの圧縮空気が弁体21を作動して切換制御弁19を開くので、入力口18aと出力口18bとの間で圧縮空気は主として切換制御弁19を通って流動し、多量の圧縮空気の供給、排出が迅速に行われる。更に、通常ブレーキの解除時には、出力口18bの圧縮空気が弁体20を作動して出力口18aと排気口18cとを連通するので、出力口18bの圧縮空気が排気口18cから迅速に排出され、ブレーキ解除時の応答性が向上する。
請求項(抜粋):
所定圧の圧縮空気を収容するリザーバと、このリザーバ内の圧縮空気の給排を制御するブレーキバルブと、左右前後輪毎にそれぞれ設けられ、前記ブレーキバルブを通して送られてくる圧縮空気の空気圧によりそれぞれ対応する左右前後輪の制動を行う左前輪用ブレーキアクチュエータ、右前輪用ブレーキアクチュエータ、左後輪用ブレーキアクチュエータおよび右後輪用ブレーキアクチュエータと、前記ブレーキアクチュエータのうち前記前後輪の一方に配設された左右のブレーキアクチュエータに導入される圧縮空気の空気圧を調整する第1アンチスキッド制御用モジュレータと、前記ブレーキアクチュエータのうち前記前後輪の他方に配設された左側のブレーキアクチュエータに導入される圧縮空気の空気圧を調整する第2アンチスキッド制御用モジュレータと、前記ブレーキアクチュエータのうち前記前後輪の他方に配設された右側のブレーキアクチュエータに導入される圧縮空気の空気圧を調整する第3アンチスキッド制御用モジュレータと、前記第1アンチスキッド制御用モジュレータと前記ブレーキアクチュエータのうち前記前後輪の一方に配設された左右のブレーキアクチュエータとの間に配設され、ブレーキ解除時に前記前後輪の一方に配設された左右のブレーキアクチュエータに導入された圧縮空気を排出するクイックリリーズバルブと、車輪のロック傾向時に、ロック傾向車輪に対応するブレーキアクチュエータの空気圧を調整するために、前記第1ないし第3アンチスキッド制御用モジュレータのうち、ロック傾向車輪に対応するアンチスキッド制御用モジュレータを作動制御する電子制御装置とを備え、前記クイックリリーズバルブは、前記第1アンチスキッド制御用モジュレータに接続される入力口と、前記前後輪の一方に配設された左右のブレーキアクチュエータに接続される出力口と、大気に接続される排気口と、前記入力口と前記出力口との間の連通・遮断を制御するとともに前記出力口と前記排気口との間の連通・遮断を制御し、少なくとも非作動時は前記入力口と前記出力口との間および前記出力口と前記排気口との間をともに遮断する弁体と、前記入力口と前記出力口との間を遮断する方向に前記弁体を常時付勢する第1付勢手段とからなるとともに、前記弁体をバイパスして前記入力口と前記出力口との間を常時連通するバイパス通路が設けられており、通常ブレーキおよびアンチスキッド制御におけるブレーキ圧の緩増圧および緩減圧時には、前記圧縮空気の供給、排出は前記バイパス通路のみで行われるとともに、通常ブレーキおよびアンチスキッド制御におけるブレーキ圧の急増圧および急減圧時には、前記圧縮空気の供給、排出は、前記弁体が作動することにより主として前記弁体を通してのみ行われることを特徴とする圧縮空気によるブレーキ用アンチスキッド制御システム。
IPC (2件):
FI (2件):
B60T 8/46 B
, B60T 13/66 Z
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