特許
J-GLOBAL ID:200903031722101705

蓄熱型燃焼器を使用する炉の空気比調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-254153
公開番号(公開出願番号):特開平7-103461
出願日: 1993年10月12日
公開日(公表日): 1995年04月18日
要約:
【要約】【構成】 外部から燃焼負荷と空気比の指令が入ると、供給すべき燃料流量と計算上の空気流量が計算される。また、同時に空気比と予め判っている燃料の性状から排ガスの計算上の酸素濃度が計算される。さらに、実際の酸素濃度が入ってきて、両者の比較が行なわれる。ところが、燃焼切替からある一定の時間、排ガス誘引系の酸素濃度は、真の炉内雰囲気酸素濃度を示さなくなる。この時間対策として、外部からの燃焼切替信号から、所定の設定時間については保持回路が働き、酸素濃度検出値とは無関係に空気流量調節弁の設定流量を固定する。【効果】 本発明によれば、蓄熱型燃焼器を用いた炉の使用に際して、頻繁に繰り返される燃焼切替の際にも、また、炉の扉を開ける際の大量の侵入空気に際しても、炉内雰囲気の酸素濃度は、充分に低く安定して推移する。従って、スケールロスあるいは粒界酸化に起因する欠陥等の問題も最小限に抑制することができる。
請求項(抜粋):
蓄熱型燃焼器を使用する直火型加熱炉の、排ガス誘引系に酸素濃度を検出する検出器を設置し、この検出器からの信号が設定値に収斂するように、制御対象ゾーンの燃焼負荷から定まって指示される燃料流量に対して、空気比制御装置で燃料空気流量の増減を自動制御する場合に、燃焼切替開始から、下式で定まる時間については、燃料流量、燃焼空気流量ともに燃焼切替直前の値に固定することを特徴とする蓄熱型燃焼器を使用する炉の空気比調整方法。T=(切替弁の開閉に要する時間)+(Σ制御対象ゾーンにある蓄熱型燃焼器の蓄熱室とバーナタイル内の空隙容積)/(制御対象ゾーンの排気速度)
IPC (2件):
F23N 5/00 ,  F23D 14/66

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