特許
J-GLOBAL ID:200903031726912503

共用メモリアクセス調整方法およびその方法を用いた共用メモリアクセス調整回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-336320
公開番号(公開出願番号):特開平7-200488
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月04日
要約:
【要約】【目的】各プロセッサの読み出し/書き込み処理のメモリアクセス時間を短縮し、マルチプロセッサシステムの処理速度を向上させる。【構成】アクセス要求が競合する場合は、優先順位により定められる順番に従ってアクセスが許可される。書込み要求では、最優先のプロセッサのデータをメモリへ直接転送し、他はメモリバッファに格納し、先のアクセスが終わるとメモリバッファからメモリへ転送される。読出し要求では、最優先のプロセッサのアクセスデータを共用メモリへ直接転送し、アクセスが終了すると、次のデータを、共用メモリへ直接転送する。メモリから出力されたデータは、出力の開始からカウント回路によるカウント後、ラッチ回路に取り込まれ、プロセッサはラッチ回路からデータを読み出す。書込み要求と読出し要求とが競合するときは書込みを優先する。
請求項(抜粋):
2以上のプロセッサが、共用メモリをそれぞれアクセスするマルチプロセッサシステムにおける共用メモリアクセス調整方法において、2以上のプロセッサからの書き込みアクセス要求が競合する場合には、上記プロセッサごとにあらかじめ定められている優先順位に基づき、アクセスの順番を定めるプロセスと、競合する書き込みアクセス要求のうち、最も高い優先順位を有する上記プロセッサのアクセス要求に係るアクセスデータを上記共用メモリへ直接転送し、他の優先順位の低いプロセッサのアクセス要求にかかるアクセスデータは、メモリバッファに格納する、第1の転送プロセスと、上記共用メモリへのアクセスが終了すると、メモリバッファに保持されたデータのうち、最も高い優先順位を有する上記プロセッサの書き込みアクセス要求に係るデータを、共用メモリへ転送する、第2の転送プロセスとを備えることを特徴とする共用メモリアクセス調整方法。

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