特許
J-GLOBAL ID:200903031799576854

サーマルプロテクタ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-030966
公開番号(公開出願番号):特開平7-220595
出願日: 1994年02月01日
公開日(公表日): 1995年08月18日
要約:
【要約】【目的】小形で性能の安定したサーマルプロテクタを得る。【構成】サーマルプロテクタ1は蓋板5を有し、蓋板5の金属板2には熱応動板支持体6が、また導電端子3には固定接点支持体7を介して固定接点8が固着される。熱応動板支持体6には弾性板9の一端が固着され、弾性板9の他端には熱応動板10が固着される。熱応動板10には固定接点8と対面するように可動接点12が固着される。熱応動板10は中央付近を熱応動板支持体6に設けた第1支承部である螺子13により押圧支持される。この押圧力により可動接点12が固定接点8に、また弾性板9との固着点近傍が熱応動板支持体6先端の第2支承部6Aに押し付けられる。各支承部と熱応動板10との接触部は充分な耐熱性と可撓性のある薄板状の絶縁部材14により絶縁される。そのため熱応動板支持体を介してのバイパス電流が発生せずプロテクタの動作のばらつきがなくなる。
請求項(抜粋):
概ね円形の金属板に導電端子を絶縁固定した蓋板、この蓋板の金属板には熱応動板支持体が固着され、導電端子には固定接点支持体が固着され、固定接点支持体には固定接点が固着され、熱応動板支持体のほぼ中央には第1支承部が設けられるとともに先端には第2支承部が設けられ、熱応動板支持体の前記金属板との固定端近傍には所定の抵抗値を有し通電時に熱応動板の発熱を補助する弾性板の一端が固着され、弾性板は支持体に沿って延在しておりその他端には急跳反転するための浅い皿状の湾曲部を有する熱応動板の一端が固着され、この熱応動板の一端は前記第2支承部へ弾性板によって押し付けられることにより回動可能に支承され、熱応動板の他端即ち可動端には可動接点が固着されておりその可動接点は前記固定接点と対面するように配置され、熱応動板の温度が所定の温度に達していない時はその湾曲部の膨出した側は前記熱応動板支持体に設けられた第1支承部に押圧支持され、またこの押圧力により熱応動板の可動端は可動接点を前記固定接点に所定の圧力で押し付けられると共に前記弾性板と固着された端部を第2支承部に押し付けて支承され、この第1支承部には熱応動板への押圧力を調整することにより動作温度を構成するための動作温度較正機構が設けられており、熱応動板は所定の動作温度に到達して急跳反転すると可動接点の固着された可動端が固定接点から開離する状態となるよう弾性板によってその固着端部に予め偏倚力を受けている如く構成され、熱応動板の第1支承部及び第2支承部との接触は熱応動板の動作温度よりも高い耐熱性を有し充分な可撓性のある薄板状の絶縁部材を介して行われることにより熱応動板支持体を介してバイパス電流が流れる事を防ぎ、通電時の弾性板及び熱応動板の発熱量のばらつきを防いだ事を特徴とするサーマルプロテクタ。

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