特許
J-GLOBAL ID:200903031965800466
質量分析装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-124993
公開番号(公開出願番号):特開2009-277376
出願日: 2008年05月12日
公開日(公表日): 2009年11月26日
要約:
【課題】デジタルイオントラップのリング電極に印加する矩形波電圧を発生する回路において、矩形波電圧の周波数を変更する際の温度変化に伴う質量のずれを電気的に補償する。【解決手段】周波数変更時の温度変化に伴う電圧変動や位相変動を予め測定し、その測定結果に基づいてその変動の影響を補償するための制御情報を記憶部11に格納しておく。分析時においてイオントラップ2から排出するイオンの質量を変更する際に、制御部7は周波数変更に対応した制御情報を記憶部11から読み出して電圧変動や位相変動を予測し、その影響を補償する制御信号を生成して電圧調整部52を介して可変電圧源45、46の電圧を調整する。これにより、例えば温度変化によりスイッチ43、44での電圧降下が大きくなる場合には、可変電圧源45、46の出力電圧は増加し、リング電極21に印加される電圧の振幅は略一定に維持される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数の電極から成り、その複数の電極で囲まれる空間に形成する高周波電場によりイオンの挙動を制御するイオン光学素子を具備し、前記高周波電場を形成するべく前記イオン光学素子の少なくとも1つの電極に印加する高周波電圧を矩形波電圧とし、その矩形波電圧の周波数を制御することによって高周波電場中でのイオンの挙動を制御する質量分析装置において、
a)電圧可変である第1及び第2の直流電圧源と、
b)前記第1及び第2の直流電圧源による直流電圧をスイッチング素子により切り替えて、それら直流電圧源による電圧をハイレベル及びローレベルとする矩形波電圧を生成して出力するスイッチング手段と、
c)制御対象のイオンの質量に応じた周波数の駆動信号を生成して前記スイッチング手段に供給するスイッチング制御手段と、
d)制御対象のイオンの質量の変更に際し、その変更に対応した前記駆動信号の周波数の変更に伴う前記スイッチング手段の発熱量の変化に起因する矩形波電圧の電圧変動及び/又は位相変動を予測し、この変動の影響を補償するように前記第1及び第2の直流電圧源の電圧をそれぞれ調整する電圧調整手段と、
を備えることを特徴とする質量分析装置。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (8件):
2G041CA01
, 2G041DA04
, 2G041GA04
, 2G041GA08
, 2G041GA13
, 2G041GA29
, 5C038JJ06
, 5C038JJ07
引用特許:
出願人引用 (3件)
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イオントラップ装置及び該装置の調整方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-317723
出願人:株式会社島津製作所
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国際公開第01/029871号パンフレット
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国際公開第2005/083743号パンフレット
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