特許
J-GLOBAL ID:200903031971303377

流体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笠井 美孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-334781
公開番号(公開出願番号):特開2003-139189
出願日: 2001年10月31日
公開日(公表日): 2003年05月14日
要約:
【要約】【課題】 通常の振動入力時において、オリフィス通路を流動せしめられる流体流動量を十分に確保してオリフィス通路による所期の防振効果を十分に確保しつつ、衝撃的な大荷重の振動入力時には、受圧室に生ぜしめられる負圧を速やかに解消することにより振動や異音の発生を有効に回避せしめ得る、改良された構造の流体封入式防振装置を提供すること。【解決手段】 仕切部材50によって外周縁部88が支持されたゴム弾性板84の弾性変形領域86の全体が受圧室52側に自由に変形許容される一方、ゴム弾性板84の平衡室54側において、ゴム弾性板84に対向位置せしめられる環状の変形規制片70を設けると共に、変形規制片70におけるゴム弾性板84との対向面を内周側に行くに従って次第にゴム弾性板84から傾斜する傾斜面74とし、且つ変形規制片70における周上の複数箇所に通孔76を貫設した。
請求項(抜粋):
第一の取付部材を、第二の取付部材に設けられた筒状部の一方の開口部側に離隔配置すると共に、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せしめて該筒状部の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、該第二の取付部材の該筒状部の他方の開口部を可撓性膜で流体密に閉塞せしめて該本体ゴム弾性体と該可撓性膜の間に非圧縮性流体が封入された流体室を形成し、更に該流体室を該第二の取付部材に固定された仕切部材で仕切ることにより該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動が入力される受圧室と該可撓性膜で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される平衡室を形成すると共に、該受圧室と該平衡室を相互に連通するオリフィス通路を形成する一方、該仕切部材に透孔を設けて該透孔をゴム弾性板で閉塞することにより該ゴム弾性板の両面に及ぼされる該受圧室と該平衡室の圧力差に基づいて該ゴム弾性板が弾性変形せしめられるようにした流体封入式防振装置において、前記ゴム弾性板の外周縁部を前記仕切部材によって固定的に支持せしめて、該ゴム弾性板の弾性変形領域の全体が前記受圧室側へ自由に変形許容される非制限構造をもって該ゴム弾性板を配設する一方、該ゴム弾性板の前記平衡室側において、前記仕切部材の前記透孔の周りから内周側に延び出して該ゴム弾性板の外周部分に対して該ゴム弾性板の弾性変形方向で対向位置せしめられる環状の変形規制片を設けると共に、該変形規制片における該ゴム弾性板との対向面を内周側に行くに従って次第に該ゴム弾性板から離隔する傾斜面とし、且つ該変形規制片における周上の複数箇所に該ゴム弾性板との対向面に開口する通孔を貫設したことを特徴とする流体封入式防振装置。
IPC (2件):
F16F 13/18 ,  B60K 5/12
FI (2件):
B60K 5/12 H ,  F16F 13/00 620 R
Fターム (7件):
3D035CA05 ,  3D035CA35 ,  3J047AA03 ,  3J047CA02 ,  3J047CB07 ,  3J047DA01 ,  3J047FA02

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