特許
J-GLOBAL ID:200903031977080221

電気加熱噴霧化のための内部固定試料台を備える管状炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富村 潔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-187085
公開番号(公開出願番号):特開平6-066719
出願日: 1993年06月30日
公開日(公表日): 1994年03月11日
要約:
【要約】【目的】 分析試料の電気加熱による噴霧化のための試料台内蔵管状炉において、電気抵抗加熱及び炉壁からの熱伝導による試料台の試料支持部分の望ましくない温度上昇を防止し、分析精度及び検出感度を改善する。【構成】 試料台1の収容のための溝13、13′が管状炉9の一方の開口10から始まって炉長の3分の1以内で延び、試料台1が溝13、13′中に固定された保持部分2と片持ちで試料台14に触れることなく試料送り込み孔12の下方まで延びる試料支持部分3とから成り、保持部分2の溝13、13′に係合する側面が開口10に向かってくさび形に幅広く又は厚くなり、試料台1がこの形により生じるくさび作用により溝13、13′中に強固な締まりばめにより固定保持される。
請求項(抜粋):
分析試料の電気加熱による噴霧化のための内部に固定された試料台を備える管状炉であって、炉内部へ分析試料を導入するために管状炉の外被の中央領域に設けた貫通孔と、試料台を収容するために管状炉の内壁に設けられた二つの溝とを備え、これらの溝が管状炉の端面の二つの開口のうちの一つを出発点として管状炉の中心長手軸線に対し平行に延び、かつ管状炉をその長手方向に水平にかつ中心で貫く仮想の平面の下方で分析試料を送り込む孔に向かい合うか又はほぼ向かい合う管状炉の半部に配置され、ほぼ平らな板状の試料台が管状炉の内壁上に設けられた溝の中に支持され、試料台が分析試料を収容するための少なくとも一つの凹所を有し、その際この凹所が炉外被に分析試料の送り込みのために設けられた孔の下方に配置されているものにおいて、試料台(1)の収容のための溝(13、13′)が管状炉(9)の一つの側面の開口(10)から始まってそこから最大で管状炉(9)の長さの3分の1の長さまで延び、試料台(1)は、溝(13、13′)が始まる端面の管状炉開口(10)のそばに配置されそこで溝(13、13′)中に固定された幅の広い方の保持部分(2)と、この保持部分(2)に接続し片持ちで内壁(14)から間隔を置いて管状炉(9)の内部に分析試料の導入のための孔(12)の下方に設けられた幅の狭い方の部分(3)とから成り、試料台(1)の幅の広い方の部分(2)の側面が溝(13、13′)に係合し、かつ炉内部に向かう領域を出発点として試料台(1)の幅の広い方の部分(2)が始まる炉開口(10)に向かってくさび形に幅広く又は厚くなり、それにより試料台(1)が一方では幅の広い方の領域(2)の全長にわたって溝(13、13′)により導かれ、また他方では試料台(1)の幅の広い方の又は厚い方の部分(2)の形により生じるくさび作用により溝(13、13′)中に強固な締まりばめにより固定保持されることを特徴とする電気加熱噴霧化のための内部固定試料台を備える管状炉。
IPC (2件):
G01N 21/31 ,  G01N 21/74

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