特許
J-GLOBAL ID:200903032028309397

縫糸を固定する方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-242272
公開番号(公開出願番号):特開平8-173436
出願日: 1995年08月16日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【課題】 外側角部により相互連結される複数の平らな側面領域により形成される外側を備えた多角形横断面形状を有する改良された縫糸アンカー及び該アンカーを使用して縫糸を人体組織へ固定する方法の提供。【解決手段】 管状アンカーは複数の外側角部により連結される平らな外側面領域を備えた多角形横断面形状を有する。アンカーを貫通する通路が内側角部により相互連結した平らな内側側面により形成される。縫糸は該通路を通って挿入される。集中した力をアンカーの後端の限定した領域に加えてアンカーを回転させてアンカーの外側角部を人体組織へ係合させる。縫糸はアンカーの内側角部と係合する。縫糸は複数のアンカーを通って挿入され、複数のアンカーは後続アンカーから先導アンカーへ伝達される力の影響で管状部材を貫通して人体組織内へ入る。先導アンカーが人体組織内へ入ると、アンカーの後端に加えられる力の影響で回転する。所望なら、2つのアンカーを相互連結することが可能である。アンカーの端部及び側部に溝を設けて縫糸を収容するのが効果的である。
請求項(抜粋):
長手方向中心軸線を有するアンカーであって、多角形横断面形状を有し且つ該アンカーの前記長手方向中心軸線に沿って伸長する管状壁を含み、該管状壁が複数の長手方向に伸長する外側角部により相互連結される複数の平らな外側面領域を有し、該長手方向に伸長する外側角部及び該平らな外側面領域が人体組織と係合自在となり、前記外側面領域及び外側角部が前記アンカーの前記長手方向中心軸線と平行な長手方向中心軸線を有し、前記管状壁が複数の長手方向に伸長する内側角部により相互連結される複数の平らな内側面領域を有し、該長手方向に伸長する内側角部及び該平らな内側面領域が前記アンカーの前記長手方向中心軸線と平行な長手方向中心軸線を有し、前記長手方向に伸長する内側角部及び前記平らな内側面領域が協働して少なくとも前記アンカーを長手方向に伸長して貫通する通路を画定し、前記管状壁が前記アンカーの第1の長手方向端に配置された第1端面を有し、前記管状壁が前記アンカーの第2の長手方向端に配置された第2端面を有するアンカーと、人体組織内へ伸長し、前記アンカーを貫通し且つ人体組織外へ戻る縫糸であって、該縫糸が前記管状壁内の前記通路内に配置された第1部分を有し、前記縫糸が前記アンカーの前記第1の長手方向端において前記管状壁の前記第1端面に沿って伸長し且つ人体組織から伸長する第2部分を有し、前記縫糸が前記アンカーの前記第2の長手方向端において前記管状壁の前記第2端面に沿って伸長し且つ前記人体組織から戻って伸長する第3部分を有し、前記管状壁が前記縫糸の前記第1部分の回りに伸長し、前記縫糸の前記第1部分が前記管状壁の前記内側角部の1つと係合自在となって、前記アンカーの前記外側角部の少なくとも1つを付勢して人体組織に係合させる縫糸とを備えることを特徴とする少なくとも部分的に人体組織内に収容される装置。

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