特許
J-GLOBAL ID:200903032036041930

イオン化可能原子団を有する疎水性クロマトグラフィー用樹脂

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-502987
公開番号(公開出願番号):特表平10-502339
出願日: 1995年06月23日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】開示されているのは、樹脂、樹脂-タンパク質/ペプチド複合体、および、タンパク質およびペプチドの前記樹脂を用いた精製方法である。ここに記載されている樹脂は、特に発酵培地などの水性培地からの、樹脂と選択されたタンパク質またはペプチドとの間の疎水性相互作用による選択されたタンパク質またはペプチドの結合に有用である。この樹脂は、標的タンパク質またはペプチドの、結合pHでは静電気的に荷電しておらず、それにより疎水性相互作用を形成させ、放出pHでは荷電し、それにより形成された樹脂と標的タンパク質またはペプチドとの間の疎水性相互作用を崩壊させるイオン化可能リガンドおよび/または官能基を有するという事実により特徴づけられる。さらに詳細には、本発明は上記の樹脂を、スブチリシンまたはキモシン等のプロテアーゼ等の組換え酵素産物の精製において使用するものである。
請求項(抜粋):
樹脂とそれに結合した標的タンパク質またはペプチドとを含む樹脂-タンパク質/ペプチド複合体であり、前記樹脂が、 a)固体支持マトリックス;および b)共有結合により前記樹脂に取り付けられた選択されたイオン化可能リガンドからなり、前記イオン化可能リガンドが、前記樹脂が、前記標的タンパク質またはペプチドが前記樹脂と結合するpHにおいては静電気的に荷電しておらず、前記標的タンパク質またはペプチドが前記樹脂から放出されるpHにおいては静電気的に荷電しているよう選択されており、さらに水性培地が高または低いずれのイオン強度を有している場合においても、前記水性培地中の前記標的タンパク質またはペプチドの約50%以上が前記樹脂に吸着することを特徴とする複合体。
IPC (7件):
C07K 17/02 ,  B01J 20/26 ,  C07K 1/16 ,  C12N 9/56 ,  C12N 9/64 ,  G01N 30/48 ,  G01N 30/88
FI (7件):
C07K 17/02 ,  B01J 20/26 L ,  C07K 1/16 ,  C12N 9/56 ,  C12N 9/64 Z ,  G01N 30/48 T ,  G01N 30/88 J

前のページに戻る