特許
J-GLOBAL ID:200903032050694059

排煙脱硫排水の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥山 尚男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-254481
公開番号(公開出願番号):特開平11-090165
出願日: 1997年09月19日
公開日(公表日): 1999年04月06日
要約:
【要約】【課題】 重油燃焼排ガス中の硫黄酸化物を吸収除去する湿式排煙脱硫装置の排水中に存在する二チオン酸、N-S化合物、重金属、有機性COD成分を、効率的かつ十分に処理する方法を提供する。【解決手段】 排水に鉱酸を添加して酸性下で昇温し、二チオン酸および窒素-硫黄化合物を分解する工程と、排水をpH10〜11に調整して、排水中のマグネシウムを水酸化物としてフロックを析出させ、重金属成分を捕捉したフロックを沈澱として分離する工程と、排水にキレート剤と鉄化合物を添加し、pHを6〜8に調整することにより、重金属キレート化合物の生成と水酸化第二鉄のフロックの析出を生じさせ、これらフロックとキレート化合物からなる沈澱物を分離する工程と、排水を砂ろ過処理して懸濁物を除去する工程と、排水を活性炭と接触させて有機性のCOD成分を吸着除去する工程とを含む脱硫排水の処理方法。
請求項(抜粋):
重油燃焼排ガス中の硫黄酸化物を吸収除去する湿式排煙脱硫装置から排出される排煙脱硫排水の処理方法において、(a)該排水に鉱酸を添加して酸性下で昇温し、該排水中の二チオン酸および窒素-硫黄化合物を分解する酸分解工程と、(b)該酸分解工程で処理された排水をpH10〜11に調整して、排水中のマグネシウムを水酸化物としてフロックを析出させ、該フロックが重金属成分を捕捉して生成した沈澱物を分離する凝集沈澱工程Aと、(c)該凝集沈澱工程Aで処理された排水に、キレート剤および鉄化合物を添加すると共にpH6〜8に調整して、重金属キレート化合物を生成させると共に水酸化第二鉄のフロックを析出させ、該水酸化第二鉄のフロックが該重金属キレート化合物を捕捉して生成した沈澱物を分離する凝集沈澱工程Bとを含むことを特徴とする排煙脱硫排水の処理方法。
IPC (4件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/77 ,  B01D 15/00 ,  C02F 1/54
FI (3件):
B01D 53/34 125 R ,  B01D 15/00 N ,  C02F 1/54 Z
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開昭52-094867
  • 排煙脱硫排水中のフッ素の除去方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-322446   出願人:三菱重工業株式会社
  • 特開昭59-132993
全件表示

前のページに戻る