特許
J-GLOBAL ID:200903032054864943

紙パルプのオゾン漂白法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 静男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-025321
公開番号(公開出願番号):特開平5-209387
出願日: 1992年02月12日
公開日(公表日): 1993年08月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 紙パルプ、特に中程度のコンシステンシーを有する紙パルプの改良されたオゾン漂白法及びその装置を提供する。【構成】 酸素中のオゾン及び中程度のコンシステンシーの紙パルプは、流動ミキサー12に供給され、得られた緊密かつ均一な混合物は次に反応槽17上に上向きに通され、オゾンの約99%が消費され、次いでパルプからのガスの分離が、パルプ混合物を一般に水平な管21に通すことによって始められる。この管は、より大きい直径を有する滞留槽22のガス領域へ連なっている。パルプがこの滞留槽に導入される点及びその上には加圧のガス詰空間26があり、一方滞留槽内のパルプの液面29はこの導入点より下に保たれている。パルプは滞留槽から流動脱ガスポンプ32で抜き出すことができるし、槽の頂部から35を経て取り出される加圧下のガスは加圧下の酸素を使用する装置に供給する。
請求項(抜粋):
金処理工程にわたりコンシステンシー約6〜15%を有する紙パルプを、ミキサー(12)を用いて、オゾン漂白する方法であって、以下の工程、すなわち、(a)1バールより高い圧力下にキャリアガス中のオゾンとコンシステンシー約6〜15%を有する紙パルプとをミキサー(12)へ供給する工程;(b)ミキサーの中でパルプとオゾンとを緊密かつ均一に混合させる工程;及び(c)ミキサーから第一反応行路(17)にオゾンとパルプとの緊密な混合物を送りながら、この混合物を第一の長さの時間この第一反応行路に保持し、オゾンの少なくとも90%をパルプと反応させ、パルプのオゾン漂白を行わせる工程の諸工程を包含する方法において、次の諸工程、すなわち、(d)オゾンと反応したパルプを、第一反応行路とは明確に異なる第二行路(21)へ送り込み、ガスは圧力下に保持したまま、パルプ中のガスとパルプとを分離させる工程;(e)工程(d)からの分離ガスを、圧力下に保持したまま、第三行路(35)へ取り出す工程;及び(f)パルプを工程(d)から、パルプからガスを分離して、第四行路(33)へ取り出す工程を特徴とする紙パルプのオゾン漂白法。

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