特許
J-GLOBAL ID:200903032079989643

物体を表示するための画像処理方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-026787
公開番号(公開出願番号):特開平9-231404
出願日: 1997年02月10日
公開日(公表日): 1997年09月05日
要約:
【要約】【課題】 物体への周囲の鏡面反射並びに物体相互の鏡面反射の表示を可能にする画像処理方法。【解決手段】 鏡面反射する表面を有する複数の物体15,18から成る、それぞれの物体に対してコンピュータモデル化された空間シーンの表示の際に、それぞれの物体を取り囲む包囲面16,20をシミュレートするメモリマトリクス7,8を設けかつメモリマトリクスの内容を相互鏡面反射を考慮して例えばレイトレーシング法によって予め計算する。
請求項(抜粋):
物体(15,18)が例えば少なくとも1つの多角形面(30,32)から成っている、物体(15,18)を表示するための画像処理方法であって、それぞれの物体(15,18)に対して、計算ユニットの第1の回路ユニット(2)を用いて、多角形面(30,32)の空間位置を表している、前以て決められた第1のパラメータセットから、面法線の空間位置を表している第2のパラメータセット(nx,ny,nz)を計算しかつ計算ユニットの第2の回路ユニット(6)を用いてその都度、前記第2のパラメータセット(nx,ny,nz)および観察者の視角を表している第3のパラメータセット(ex,ey,ez)から第4のパラメータセットを計算し、該第4のパラメータセットは、多角形面(30,32)における反射後に観察者に達する光線の空間位置を表すものである方法において、周囲および別の物体の鏡面反射を考慮して輝度印象および/または色印象を決定するために物体(15,18)にそれぞれ、メモリマトリクス(7,8)を対応配属させ、該メモリマトリクスがそれぞれの物体を取り囲む包囲面(16,20)を表しておりかつ物体(15,18)の透視図からの物体の周囲の輝度印象および/または色印象を表している像情報値(ED,ES)を格納しており、物体(15,18)に対応配属されているメモリマトリクス(7,8)を計算ユニットの第3の回路ユニット(14)を用いて選択するために、多角形面(30,32)の空間位置を表している第1のパラメータセットから、選択値(a)を計算しかつ該選択値(a)に依存して、1つのメモリマトリクス(7,8)を選択し、かつ前記第3の回路ユニット(14)を用いて選択されたメモリマトリクスをアドレス指定ユニット(6,9,10)を用いて第4のパラメータセットによってアドレス指定しかつ該アドレス指定されたメモリ場所から、輝度印象および/または色印象を表している像情報値(ED,ES)を読み出すことを特徴とする画像処理方法。

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