特許
J-GLOBAL ID:200903032101007647
能動型騒音制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-179674
公開番号(公開出願番号):特開平5-027780
出願日: 1991年07月19日
公開日(公表日): 1993年02月05日
要約:
【要約】【目的】 能動型騒音制御装置における制御系の発散による異状音の発生を未然に防止する。【構成】 適応ディジタルフィルタのフィルタ係数Wmi(n+1) を更新したときのマイクロフォン入力e1 〜e3 から評価関数Jを算出し(ステップS4) 、且つ評価関数Jのフィルタ係数に対する勾配∂J/∂Wを算出する(ステップS5)。次いで、評価関数Jが評価関数閾値J0 以上であるか否かを判定し(ステップS6)、J≧J0 となったときに、監視タイマTをセットし(ステップS9〜S11 )、且つこの監視タイマTがタイムアップするまでの間の勾配∂J/∂Wの符号の変化回数Nをカウントし(ステップS12 )、変化回数Nが設定値NS 以上となったときに、モデル空間伝達関数と実際の空間伝達関数とのずれによる発散状態と判断して、ラウドスピーカへの駆動信号の供給を遮断する(ステップS16 )。
請求項(抜粋):
騒音源の騒音発生状態に応じた基準信号を発生する基準信号発生手段と、該基準信号発生手段の基準信号が適応フィルタを介して供給される制御音源と、観測位置の残留騒音を検出する残留騒音検出手段と、前記基準信号を制御音源及び残留騒音検出手段との間の空間伝達関数に対応するモデル空間伝達関数を表すフィルタ係数でフィルタ処理するフィルタ手段と、該フィルタ手段のフィルタ処理された基準信号と前記残留騒音検出手段の残留騒音検出信号とに基づいて最急降下法によって前記適応フィルタのフィルタ係数を更新するフィルタ係数更新手段とを備えた能動型騒音制御装置において、前記残留騒音検出信号に基づいて評価関数を演算する評価関数演算手段と、該評価関数演算手段で演算した評価関数が予め設定した評価関数閾値以上であり、且つ当該評価関数の前記適応フィルタのフィルタ係数に対する勾配の符号変化回数が設定値以上であるときに異常と判定する異常判定手段と、該異常判定手段で異常と判定されたときに前記制御音源からの制御音の放音を中止乃至抑制する放音制御手段とを備えたことを特徴とする能動型騒音制御装置。
IPC (2件):
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