特許
J-GLOBAL ID:200903032117539924
架空送電線故障方向標定装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松本 孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-260708
公開番号(公開出願番号):特開平5-099976
出願日: 1991年10月08日
公開日(公表日): 1993年04月23日
要約:
【要約】【目的】平常時は作業に対しても安全で、しかも架空地線本来の避雷機能を維持し、異常時は特定鉄塔を境界点として送電線の故障発生区間が存在する方向を極めて正確に標定する。【構成】特定鉄塔32に隣接する電源側径間の架空地線21の片側端を絶縁支持すると共に、送電線路に電気事故が発生した場合に遮断される電気ヒューズ8で接地する。特定鉄塔32に隣接する負荷側径間の架空地線22にこれに流れる電流を計測する電流センサ4を設ける。電気事故が特定鉄塔32よりも電源側で発生したときセンサ検出電流値は小さく、電気事故が特定鉄塔よりも負荷側で発生したときセンサ検出電流値は大きくなる。したがって、電気事故が発生した場合に架空地線22に流れる電流を計測することにより、電気事故の発生位置が特定鉄塔32の電源側か負荷側かを標定できる。
請求項(抜粋):
各鉄塔部で接地された架空地線を有する送電線路において、標定すべき送電線故障方向の境界点となる送電線路途中の鉄塔を特定鉄塔とし、この特定鉄塔に隣接する電源側径間の架空地線の少なくとも片側端を絶縁支持すると共に、送電線路に地絡事故等の電気事故が発生した場合に遮断される自動遮断器で接地し、特定鉄塔に隣接する負荷側径間の架空地線にこれに流れる電流を計測する電流センサを設け、電気事故が発生した場合に架空地線に流れる電流を計測することにより、電気事故の発生位置が特定鉄塔の電源側か負荷側かを標定することを特徴とする架空送電線故障方向標定装置。
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