特許
J-GLOBAL ID:200903032154471477

遊星歯車減速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-112256
公開番号(公開出願番号):特開平7-293569
出願日: 1994年04月27日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】【目的】 遊星歯車減速装置において、各段の減速歯車機構の軸受に樹脂製の保持器の使用を可能とし、軸受の潤滑を効率良く行うと共に、騒音の発生を防止し、軸受の製造コスト低減を図る。【構成】 減速歯車機構の遊星歯車を軸支する軸受の保持器61を樹脂材料により形成する。保持器61の筒状体62には複数個の針状ころ64を保持するポケット63が形成される。各ポケット63の内壁面63Aには径方向の外側と内側とで回動可能に保持する外側突起65と内側突起66とを形成する。この突起65,66は内壁面63Aに沿って互いに異なる位置に形成している。保持器61の各ポケット63内に潤滑油を充分供給することができ、油膜切れ油温上昇を抑え、低速大トルクを保持する軸受に適用できる。
請求項(抜粋):
回転源が設けられた支持部材と、該支持部材に回転自在に支持されたハウジングと、該ハウジング内に設けられ、回転源の回転を減速して該ハウジングに伝達するため、太陽歯車、該太陽歯車と内歯車とに噛合する遊星歯車、該遊星歯車を軸受およびピンを介して支持するキャリアからなる一段または複数段の減速歯車機構とを備えてなる遊星歯車減速装置において、前記遊星歯車を軸支する軸受を、円筒状に形成されて前記ピンの外周に配設される保持器と、前記ピンと遊星歯車との間で転動するように該保持器内に回動可能に保持される複数個の針状ころとから構成し、前記保持器は、樹脂材料によって円筒状に形成された筒状体と、該筒状体の周方向に離間して矩形状をなすように形成された複数のポケットと、前記各針状ころを該各ポケットの径方向外側と内側とで回動可能に保持するため、該各ポケットの内壁面にそれぞれ形成された外側突起および内側突起とから構成し、かつ該各外側突起と内側突起とを前記各ポケットの内壁面に沿って互いに異なる位置に形成したことを特徴とする遊星歯車減速装置。
IPC (2件):
F16C 33/46 ,  F16H 1/32
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-223548
  • 特公昭40-004365
  • 特開昭62-137415

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