特許
J-GLOBAL ID:200903032177389042
低温での靭性が優れた溶接用構造用厚鋼板の製造法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-064439
公開番号(公開出願番号):特開平5-271756
出願日: 1992年03月23日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、母材及び溶接熱影響部の低温での靭性がともに優れた鋼板を、生産性よく製造する方法に関するものである。【構成】 所要の成分を有する鋳片を用い、凝固後1200°C以上に加熱した構造用鋼の鋳片をAr3 点温度以上で終了する圧延中に、板厚中心部が再結晶終了温度〜再結晶終了温度+150°Cの温度域で30%以上圧延されるようにスラブ厚t(mm)と平均冷却速度V(°C/秒)との間の関係がV>(18/t)0.5 を満足する冷却を実施しながら圧延し、一旦圧延を中断し、表面温度をAr3 点以下の温度域まで2°C/秒以上の冷却速度にて冷却し、復熱後板厚中心部が未再結晶域で圧下率50%以上で圧延される。【効果】 母材及びHAZの低温靭性がともに安定して経済的に製造する技術を確立する。
請求項(抜粋):
重量%でC :0.02〜0.18% Al:0.007〜0.1%Si:≦0.5% Ti:0.003〜0.02%Mn:0.4〜1.8% N :(0.2〜0.5)×Ti%P :≦0.015% S :0.001〜0.005%を含み、必要に応じてNb:≦0.05% Mo:≦0.5%V :≦0.1% Cu:≦1.0%Cr:≦0.5% Ni:≦2.0%の1種または2種を含み C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15≦0.45を満足し、残部Fe及び不純物からなり、凝固後1200°C以上に加熱した構造用鋼の鋳片をAr3 点温度以上で終了する圧延中に、板厚中心部が再結晶終了温度〜再結晶終了温度+150°Cの温度域で30%以上圧延されるようにスラブ厚t(mm)と平均冷却速度V(°C/秒)との間の関係がV>(18/t)0.5 を満足する冷却を実施しながら圧延し、一旦圧延を中断し、表面温度をAr3 点以下の温度域まで2°C/秒以上の冷却速度にて冷却し、復熱後板厚中心部が未再結晶域で圧下率50%以上で圧延されることを特徴とする低温での靭性が優れた溶接用構造用鋼板の製造法。
IPC (4件):
C21D 8/02
, C22C 38/00 301
, C22C 38/00
, C22C 38/50
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