特許
J-GLOBAL ID:200903032186504687
下水処理装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
藤田 龍太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-342533
公開番号(公開出願番号):特開平10-165976
出願日: 1996年12月05日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】 制御遅れなく、曝気槽の流入下水の状態(水質)に応じた最適量の空気を曝気槽に送り込み、活性汚泥を用いて効率よく下水の有機物を生物化学的に除去する。【解決手段】 曝気槽4に流入する下水の通流路に、曝気槽4に流入する下水量を計測する流量計5と、曝気槽4に流入する下水中の有機炭素系の有機物濃度を計測する第1の微生物電極センサ6と、曝気槽4に流入する下水中の有機窒素系の有機物濃度を計測する第2の微生物電極センサ7とを設け、曝気槽4の活性汚泥の濃度を計測する汚泥濃度センサ(MLSS計25)と、流量計5の計測流量及び各センサの計測濃度に基づき曝気槽4の有機炭素系の有機物についての、生物化学的酸素要求量C-BOD,有機窒素系の有機物についての生物化学的酸素要求量N-BOD,活性汚泥量Mを求め,所定の送風量算出式からブロア9の目標風量WREF を算出する演算手段と、ブロア9の送風量を目標風量WREF に制御する運転制御手段とを備える。
請求項(抜粋):
ブロアの送風量を制御して曝気槽に空気を送り込み、前記曝気槽に流入した下水及び活性汚泥を曝気して下水中の有機物を前記活性汚泥により生物化学的に除去する下水処理装置において、前記曝気槽に流入する下水の通流路に、前記曝気槽に流入する下水量を計測する流量計と、前記曝気槽に流入する下水中の有機炭素系の有機物濃度を計測する第1の微生物電極センサと、前記曝気槽に流入する下水中の有機窒素系の有機物濃度を計測する第2の微生物電極センサとを設け、前記曝気槽の前記活性汚泥の濃度を計測する汚泥濃度センサと、前記流量計の計測流量及び前記各センサの計測濃度に基づき、前記曝気槽の有機炭素系の有機物についての生物化学的酸素要求量C-BOD,前記曝気槽の有機窒素系の有機物についての生物化学的酸素要求量N-BOD,前記曝気槽の活性汚泥量Mを求め、下記数1の送風量算出式から前記ブロアの目標風量WREF を算出する演算手段と、前記ブロアの送風量を前記目標風量WREF に制御する運転制御手段とを備えたことを特徴とする下水処理装置。【数1】WREF =α×(C-BOD)+β×(N-BOD)+γ×M(αは生物化学的酸素要求量C-BODの単位当りの送風量,βは生物化学的酸素要求量N-BODの単位当りの送風量,γは活性汚泥量Mの単位当りの必須送風量)
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