特許
J-GLOBAL ID:200903032216756740

光ファイバジャイロ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松隈 秀盛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-283224
公開番号(公開出願番号):特開平6-129862
出願日: 1992年10月21日
公開日(公表日): 1994年05月13日
要約:
【要約】【目的】 高い精度にて位相差Δθを求め、正確な角速度Ωを求めることができる光ファイバジャイロを提供することを目的とする。【構成】 光のサグナック効果によって発生する位相差Δθより角速度Ωを求めるように構成された光ファイバジャイロにおいて、光ファイバループを互いに反対方向に伝播する第1の伝播光は第1の位相差φ(t) にて位相変調され第2の伝播光は第2の位相差φ(t-τ) にて位相変調され、位相差φ=φ(t) -φ(t-τ) の信号波形は1周期に少なくとも3つの異なる値φ1 、φ2 、φ3 を有し、それに対応して少なくとも3つの異なる光の強さのディジタル信号値IP1、IP2、IP3が得られ、それによってcosΔθ及びsinΔθの値を求め、更に位相差Δθ及び角速度Ωを求めるように構成されている。
請求項(抜粋):
光源と、光ファイバループと、上記光源からの光を第1の伝播光と第2の伝播光とに分岐し両者を上記光ファイバループにそれぞれ互いに反対方向に伝播させるカプラと、上記第1の伝播光及び第2の伝播光を位相変調する位相変調器と、上記第1の伝播光及び第2の伝播光を受光して電気信号に変換する受光器と、該受光器から供給された電流信号を電圧信号に変換する電流電圧変換器と、該電流電圧変換器から供給されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器とを有し、上記ディジタル信号は上記光ファイバループがループの中心軸線周りに角速度Ωにて回転しているとき上記第1の伝播光と第2の伝播光との間に発生する位相差Δθを含み、該位相差Δθより角速度Ωを求めるように構成された光ファイバジャイロおいて、上記位相変調器によって上記第1の伝播光は第1の位相差φ(t) にて位相変調され上記第2の伝播光は光が上記光ファイバループを伝播する時間をτとして第2の位相差φ(t-τ) にて位相変調され、位相差φ=φ(t) -φ(t-τ) の信号は1周期に少なくとも3つの異なる値φ1 、φ2 、φ3 を有し、それに対応して少なくとも3つの異なる上記ディジタル信号の値IP1、IP2、IP3が得られ、上記少なくとも3つの異なる上記ディジタル信号の値IP1、IP2、IP3よりcosΔθ及びsinΔθの値を求め、それによって上記位相差Δθを求め、更に角速度Ωを求めるように構成されたことを特徴とする光ファイバジャイロ。
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平4-106415
  • 特開平3-239911
  • 特開昭60-015509
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