特許
J-GLOBAL ID:200903032217810447

溶融炭酸塩形燃料電池の分離板の耐食処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三浦 邦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-144215
公開番号(公開出願番号):特開平10-055811
出願日: 1997年06月02日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 熱変形を防止でき、高温の炭酸塩中でも耐食性を長期間保持しうる溶融炭酸塩形燃料電池の分離板の耐食処理方法を提供する。【解決手段】 分離板のステンレス鋼板からなる母材にニッケルを5〜20μmの厚さでメッキし、そのニッケルメッキ層上に5〜20μm厚さのアルミニウム薄膜を接合し、そのアルミニウム薄膜上に微細なセラミックス粉末を塗布したのち、水素ガス雰囲気で660°C〜700°Cまで約1〜3°C/分の昇温速度で、次いで900°C〜1000°Cまで約1〜3°C/分の昇温速度で温度を上げて、その温度を2〜10時間保持する熱処理により母材とニッケル及びアルミニウムの接合面で拡散によりニッケル-アルミニウム金属化合物を形成することにより溶融炭酸塩形燃料電池の分離板を耐食処理する。
請求項(抜粋):
ガスが出入するマニフォールド部と、電極を装着する電極部と、ガスが外部へ流出しないよう密閉する気密部からなる溶融炭酸塩形燃料電池の、母材がステンレス鋼板である分離板の耐食処理方法において、前記母材にニッケルを5〜20μmの厚さにてメッキする工程と、ニッケルメッキされた母材の気密部上に5〜20μm厚さのアルミニウム薄膜を接合する工程と、水素ガス雰囲気で660°C〜700°Cまで約1〜3°C/分の昇温速度で温度を上げ、次いで900°C〜1000°Cまで約1〜3°C/分の昇温速度で温度を上げて、その温度を2〜10時間保持する熱処理により母材とニッケル及びアルミニウムの接合面における拡散によりニッケル-アルミニウム金属化合物を形成する工程を含むことを特徴とする溶融炭酸塩形燃料電池の分離板の耐食処理方法。
IPC (2件):
H01M 8/02 ,  C23C 10/48
FI (2件):
H01M 8/02 B ,  C23C 10/48
引用特許:
審査官引用 (6件)
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