特許
J-GLOBAL ID:200903032226965992

流体噴射ノズルの噴孔加工装置、および流体噴射ノズルの噴孔加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-303137
公開番号(公開出願番号):特開2002-102977
出願日: 2000年10月03日
公開日(公表日): 2002年04月09日
要約:
【要約】【課題】 パンチ41を用いた押し出し成形を採用しても、パンチ折損が生じることのない電磁式燃料噴射弁の噴孔加工方法を提供する。【解決手段】 電磁式燃料噴射弁の噴孔中心軸線が板状材料面に直交する垂線に対して傾斜している場合でも、パンチ41の先端部(テーパ部46)をパンチ41の中心軸線に対して板状材料40と反対方向に傾斜させるようにして、パンチホルダ42の摺動面(内面)に沿った形状とする。これにより、製造コストの低減を図りながらも板状材料40に末拡がり形状の噴孔が精度良く形成されると共に、パンチ41の先端部が板状材料40に当たった時に生じる側方力(Fs)を板状材料40と反対側のパンチホルダ42の支持孔47の摺動面(内面)で受けることができ、その反力(Fr)で側方力は相殺され、パンチ41の折損を生じさせるような曲げモーメントが発生しない。
請求項(抜粋):
(a)内部に流体通路を形成すると共に、弁座を有するバルブボディ、このバルブボディの先端面に配置されて、流体入口から流体出口に向けて径が広がるような所望の形状の噴孔を有する噴孔付きプレート、および前記弁座に着座することにより前記流体通路を閉塞し、前記弁座から離座することにより前記流体通路を開放する弁体を具備し、前記噴孔の流体入口の中心と前記流体出口とを結ぶ噴孔中心軸線は、前記噴孔付きプレート面に直交する垂線に対して傾斜しており、前記噴孔中心軸線を含み前記噴孔付きプレートと直交する仮想面と前記噴孔付きプレートの噴孔内周面との2本の交線は、前記噴孔付きプレート面に直交する垂線に対して前記噴孔中心軸線と同じ方向に傾斜しており、前記噴孔中心軸線と前記流体入口側端面とが形成する鈍角側にある第1の交線が前記噴孔付きプレート面に直交する垂線と形成する第1の傾斜角をθ1、前記噴孔中心軸線と前記流体入口側端面とが形成する鋭角側にある第2の交線が前記噴孔付きプレート面に直交する垂線と形成する第2の傾斜角をθ2としたとき、θ1≧15°、θ1<θ2の関係を満足する流体噴射ノズルと、(b)この流体噴射ノズルの噴孔付きプレートの噴孔加工前の板状材料が載置されるダイスと、(c)先端部形状が前記板状材料面に直交する垂線に対して前記第1の傾斜角および前記第2の傾斜角を持つ略円錐台形状のパンチと、(d)このパンチの中心軸線が前記板状材料面に直交する垂線に対して傾斜するように前記パンチを摺動自在に支持する支持孔を有するパンチガイドと、(e)このパンチガイドの中心軸線方向に前記パンチを前進させるパンチ駆動手段とを備えた流体噴射ノズルの噴孔加工装置であって、前記パンチガイドは、前記噴孔中心軸線が前記板状材料面に直交する垂線に対して傾斜している場合に、噴孔加工時に生じる前記パンチの先端部の側方力を内面で受けることが可能な型構造を用いたことを特徴とする流体噴射ノズルの噴孔加工装置。
IPC (6件):
B21D 53/84 ,  B05B 1/14 ,  B21D 28/24 ,  F02M 61/18 320 ,  F02M 61/18 340 ,  F02M 61/18 360
FI (6件):
B21D 53/84 Z ,  B05B 1/14 Z ,  B21D 28/24 Z ,  F02M 61/18 320 Z ,  F02M 61/18 340 D ,  F02M 61/18 360 D
Fターム (19件):
3G066AA01 ,  3G066AB02 ,  3G066BA51 ,  3G066BA55 ,  3G066BA61 ,  3G066CC06U ,  3G066CC14 ,  3G066CC24 ,  3G066CC26 ,  3G066CD14 ,  3G066CD30 ,  3G066CE22 ,  4F033AA13 ,  4F033BA04 ,  4F033DA04 ,  4F033EA01 ,  4F033KA01 ,  4F033MA00 ,  4F033NA01

前のページに戻る