特許

J-GLOBAL ID：200903032247888017

磁気特性の優れた方向性けい素薄鋼板の製造方法

発明者： 小松原 道郎 ,  竹内 文彦 ,  早川 康之
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社
代理人 (1件)： 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-294451
公開番号（公開出願番号）：特開平6-145799
出願日： 1992年11月02日
公開日（公表日）： 1994年05月27日
要約：

【要約】【目的】 板厚0.23mm以下といった薄い方向性けい素鋼板であっても磁気特性の向上と安定化とを図ることができるようにする。【構成】 C:0.03〜0.09wt%、Si:2.5 〜4.5 wt%及びAl:0.01〜0.04wt%を含有するけい素鋼スラブに熱間圧延を施した後、第1回目の冷間圧延を施し、次いで中間焼鈍、引き続いて第2回目の冷間圧延を圧下率80〜95%の強圧延で行って最終板厚0.23〜0.10mmに仕上げ、その後脱炭焼鈍を施し、焼鈍分離剤を塗布してから最終仕上焼鈍を施す際に、上記熱間圧延を850 °C以上で終了し、直ちに冷却して600 °C以下で巻き取った後、第1回目の冷間圧延に先立って、650 〜900°Cの温度範囲で2〜10秒間均熱する炭化物調整熱処理を施す。

請求項（抜粋）：

C:0.03〜0.09wt%、Si:2.5 〜4.5 wt%及びAl:0.01〜0.04wt%を含有するけい素鋼スラブに熱間圧延を施した後、第1回目の冷間圧延を施し、次いで中間焼鈍、引き続いて第2回目の冷間圧延を圧下率80〜95%の強圧延で行って最終板厚0.23〜0.10mmに仕上げ、その後脱炭焼鈍を施し、焼鈍分離剤を塗布してから最終仕上焼鈍を施す方向性けい素鋼板の製造方法において、上記熱間圧延を850 °C以上で終了し、直ちに冷却して600 °C以下で巻き取った後、第1回目の冷間圧延に先立って、650 〜900 °Cの温度範囲で2〜10秒間均熱する炭化物調整熱処理を施すことを特徴とする磁気特性の優れた方向性けい素薄鋼板の製造方法。

IPC (3件)：

C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06