特許
J-GLOBAL ID:200903032249489560

車両用加速スリップ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-138954
公開番号(公開出願番号):特開平5-330417
出願日: 1992年05月29日
公開日(公表日): 1993年12月14日
要約:
【要約】【目的】 加速スリップ制御の応答性を高め、良好な発進、加速性能を確保可能な車両用加速スリップ制御装置を提供すること。【構成】 スロットル開度が基準スロットル開度を越えた時点、即ちスリップ発生が予測された時点でスタンバイ制御が開始され、(c)に示すようにポンプ吐出圧が駆動されて予め増圧される。そして、(b)に示すように、駆動輪速度が加速スリップ判定閾値を越えたときには、(c)では上記予圧レベルからさらなる増圧が開始されることにより、ポンプ52の吐出圧を高圧化するまでに要する立ち上がり時間が短くなる。そのため、ブレーキ圧の増圧勾配も急で、所定レベルまで早く到達する。従って、(b)に示すように加速スリップ制御の応答性が高まり、良好な発進、加速性能を確保することができる。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気系に備えられるスロットルの開度を調整して吸入空気量を制御し、前記内燃機関により駆動される車両の駆動輪に発生する加速時のスリップを、ポンプ吐出圧を利用して発生させた制動トルクにより所望の値に制御する車両用加速スリップ制御装置において、前記駆動輪の加速時に発生する加速スリップを検出する加速スリップ検出手段と、該加速スリップ検出手段の検出結果に応じて前記制動トルクを与え、前記駆動輪に発生する加速スリップを所望範囲に抑制する加速スリップ抑制手段と、前記スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、路面の状態を検出する路面状態検出手段と、検出された路面状態に応じて、加速スリップの発生が予測される基準スロットル開度を設定する基準スロットル開度設定手段と、前記スロットル開度検出手段により検出されたスロットル開度が、前記基準スロットル開度を越える場合には、前記加速スリップ抑制手段によるスリップ抑制制御の開始前であっても、前記ポンプを駆動させて予め吐出圧を増圧させる予圧制御手段と、を備えることを特徴とする車両用加速スリップ制御装置。
IPC (3件):
B60T 8/58 ,  B60K 41/20 ,  F02D 29/02 311

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