特許
J-GLOBAL ID:200903032270964740

等速上昇型多段式油圧シリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-113366
公開番号(公開出願番号):特開平9-303322
出願日: 1996年05月08日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】 多段油圧シリンダにおいて、偏荷重に強いラムタイプでの等速上昇を簡易な手段で達成することを目的とする。【解決手段】 上下に延在するよう配置される外筒1と、外筒1内で昇降し得る外側ラム2と、外側ラム2内で昇降し得る内側ラム3と、外筒1内にて外側ラム2と内側ラム3とに面する油室7と、油圧源および作動油溜を油室7に接続する油路11とを具える油圧シリンダにおいて、外側ラム2に、油室7内の油圧で上昇付勢される受圧面5a, 2aと、外側ラム2の上昇限位置を定めるストッパ部5とが設けられ、内側ラム3に、油室7内の油圧で上昇付勢される受圧面3aと、外側ラム2の上昇に内側ラム3を連動させるプレート部6とが設けられ、外筒1に、内側ラム3と摺接して、内側ラム3の受圧面3aが面する空間9を内側ラム3が外側ラムの上昇限位置に上昇するまで油室7から隔離する内側ラムガイド部8と、空間9から油路11への流れのみ許容する弁10と、作動油溜に常時連なる油路13と、その油路13から空間9への流れのみ許容する弁12とが設けられたものである。
請求項(抜粋):
実質的に上下方向に軸線が延在するよう配置される、下端部が閉止された外筒(1)と、その外筒に対し液密に昇降可能にその外筒内に同心に配置された外側ラム(2)と、その外側ラムに対し液密に昇降可能にその外側ラム内に同心に貫通配置された内側ラム(3)と、前記外筒内に設けられて前記外側ラムおよび内側ラムに共に面する油室(7)と、前記油室に連なるとともにシリンダ外の油圧源または作動油溜を選択的に接続される第1の油路(11)と、を具える多段式油圧シリンダにおいて、前記外側ラムには、前記油圧源から前記第1の油路を介して前記油室内に供給される作動油の油圧により上昇方向に付勢される第1の受圧面(5a, 2a)が一体的に設けられるとともに、前記外筒からの当該外側ラムの上昇によりその外筒に対して掛合して当該外側ラムの上昇限位置を特定する第1の掛合部(5)が設けられ、前記内側ラムには、前記油室内に供給される作動油の油圧により上昇方向に付勢される第2の受圧面(3a)が一体的に設けられるとともに、前記外側ラムに対する掛合によりその外側ラムの上昇に連動させて当該内側ラムを前記外筒から上昇させる第2の掛合部(6)が設けられ、前記外側ラムと前記内側ラムとは、互いに同一の作動油量で同一の高さだけ上昇するように、各々の軸線と直角な方向の断面積を設定され、前記外筒には、その外筒内の上下方向中間部にて前記内側ラムの外周と液密に摺接して前記第2の受圧面が面する空間(9)を画成するとともに、前記内側ラムが前記外側ラムの上昇限位置に上昇するまで、前記空間を前記油室から隔離して前記第2の受圧面に前記油室内の油圧が作用するのを遮断する内側ラムガイド部(8)と、前記空間から前記第1の油路への作動油の通流を可能とするがその逆方向への通流は阻止する第1の弁(10)と、前記作動油溜に常時接続される第2の油路(13)と、前記第2の油路から前記空間への作動油の通流を可能とするがその逆方向への通流は阻止する第2の弁(12)と、が設けられていることを特徴とする、多段式油圧シリンダ。
IPC (2件):
F15B 15/16 ,  A47C 3/30
FI (2件):
F15B 15/16 ,  A47C 3/30
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭45-016018
  • 特公昭45-016018

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