特許
J-GLOBAL ID:200903032274471926

無段変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-017323
公開番号(公開出願番号):特開平9-210189
出願日: 1996年02月02日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【課題】 無段変速機において、変速制御弁の作動油圧を制御する作動油圧制御弁の制御量と変速制御弁の変位に関連する値との特性を定めるようにしたものにおいて、この特性を作動油圧制御弁の個体のバラツキや劣化等の経時変化等を考慮して定めることにより、前記特性のバラツキを解消することを課題とする。【解決手段】 伝達トルクが略0のときのプーリ比とライン圧とから変速圧制御用油室4aの油圧を演算し、この演算結果に基づいて、流量制御弁7の変位に関連する値としての流量制御弁の開口面積比を含むパラメータ(ライン圧)から変速圧制御用油室4aの油圧を演算する第2の油圧演算手段に用いる開口面積比Arを演算し、このように演算された開口面積比Arとこのときの電磁弁8の制御量との関係に基づいて、予め記憶してある電磁弁8の制御量と流量制御弁7の開口面積比との関係(制御量-開口面積比特性)を補正するようにした。
請求項(抜粋):
動力源の回転力を受ける駆動側回転部材と、被駆動部に連結される被駆動側回転部材と、両回転部材間に介装され両者間で動力を伝達する動力伝達部材と、を含んで構成され、一方の回転部材と動力伝達部材との接触面圧をライン圧として制御し、他方の回転部材と動力伝達部材との接触面圧を前記ライン圧を変速比に応じて調整した変速圧として制御することにより、各回転部材の回転中心から前記動力伝達部材との接触点までの半径の比を無段階に変化させて変速比を無段階に制御する構成であって、変速圧制御用油室と、接触面圧制御用油室と、前記変速圧制御用油室への変速圧を制御する変速制御弁と、該変速制御弁の作動油圧を制御する作動油圧制御弁と、該作動油圧制御弁を制御する制御手段と、を含んで構成された無段変速機において、前記作動油圧制御弁の制御量と変速制御弁の変位に関連する値との関係を記憶する記憶手段と、無段変速機の伝達トルクを検出する伝達トルク検出手段と、実際の前記半径の比を検出する半径比検出手段と、前記ライン圧を検出するライン圧検出手段と、前記伝達トルク検出手段、半径比検出手段及びライン圧検出手段から出力される検出信号に基づいて、前記変速圧制御用油室の油圧を演算する第1の油圧演算手段と、前記変速制御弁の変位に関連する値を含むパラメータから前記変速圧制御用油室の油圧を演算する第2の油圧演算手段と、前記第1の油圧演算手段の演算結果に基づいて、第2の油圧演算手段に用いる変速制御弁の変位に関連する値を演算する変位関連値演算手段と、変位関連値演算手段により演算された変速制御弁の変位に関連する値とこのときの作動油圧制御弁の制御量との関係に基づいて、前記記憶手段における作動油圧制御弁の制御量と変速制御弁の変位に関連する値との関係を補正する補正手段と、を含んで構成されたことを特徴とする無段変速機の制御装置。
IPC (4件):
F16H 61/00 ,  F16H 9/00 ,  F16H 59:14 ,  F16H 59:68
FI (2件):
F16H 61/00 ,  F16H 9/00 D

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