特許
J-GLOBAL ID:200903032278213646

げっ歯類抗体の表面再処理

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三枝 英二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-224722
公開番号(公開出願番号):特開平7-067688
出願日: 1993年09月09日
公開日(公表日): 1995年03月14日
要約:
【要約】【構成】表面再処理により、げっ歯類抗体またはそのフラゲメントのヒト化の仕方を決定する方法。【効果】製造の容易なげっ歯類抗体を、ヒトに適用できるようになった。
請求項(抜粋):
表面再処理することによって、げっ歯類抗体またはそのフラグメントのヒト化の仕方を決定する方法であって、該方法は以下の工程:(a)げっ歯類抗体の可変領域の3次元モデルを構築することにより、該げっ歯類抗体またはそのフラグメントの可変領域のコンホメーション(conformation)構造を決定し;(b)十分な数のげっ歯類抗体可変領域の重鎖および軽鎖についてx線結晶学的構造から得られる相対的な接近可能性分布から、配列を整列させて、重鎖および軽鎖のフレームワーク位置のセットを得、該セットは該十分な数のげっ歯類抗体の重鎖および軽鎖と98%同一である;(c)該工程(b)で生み出されたフレームワーク位置の該セットを用いて、ヒト化される該げっ歯類抗体またはそのフラグメントのために、1セットの重鎖および軽鎖の表面に露出するアミノ酸残基を確定(defining)し;(d)該工程(c)で確定された表面に露出するアミノ酸残基の該セットに最も緊密に同一である1セットの重鎖および軽鎖の表面に露出するアミノ酸残基を、ヒト抗体のアミノ酸配列から同定し、ここで該ヒト抗体からの該重鎖および軽鎖は天然にペアになるか、またはならないものであり;(e)ヒト化される該げっ歯類抗体またはそのフラグメントのアミノ酸配列において、該工程(c)で確定された重鎖および軽鎖の表面に露出するアミノ酸残基の該セットを、該工程(d)で同定された重鎖および軽鎖の表面に露出するアミノ酸残基の該セットと置換し;(f)該工程(e)で明記される置換から得られる該げっ歯類抗体またはそのフラグメントの該可変領域の3次元モデルを構築し;(g)該工程(a)および(f)で構築された該3次元モデルを比較することにより、該工程(d)で同定された該セットから、ヒト化される該げっ歯類抗体またはそのフラグメントの相補性決定領域のあらゆる残基のいかなる原子からも5オングストローム以内にある、あらゆるアミノ酸残基を同定し;および(h)該工程(g)で同定されたあらゆる残基を、ヒトからオリジナルのげっ歯類アミノ酸残基に変化させ、これにより、表面に露出するアミノ酸残基のげっ歯類抗体ヒト化セットを確定し、ここで該工程(a)は最初に実施される必要はないが該工程(g)の前に実施されねばならない、を包含する方法。
IPC (4件):
C12P 21/08 ,  A61K 39/395 ,  C07K 16/46 ,  G01N 33/531
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特表平4-505398

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