特許
J-GLOBAL ID:200903032307763537

タキキニン受容体拮抗薬としてのスピロ置換アザ環式化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-517241
公開番号(公開出願番号):特表平8-505880
出願日: 1994年01月25日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】炎症性疾患、疼痛又は偏頭痛、嘔吐及び喘息の治療に有用なタキキニン受容体拮抗剤である式(I)のスピロ置換単環式化合物を開示する。特に式(I)の化合物がニューロキニン拮抗剤であることを示す。
請求項(抜粋):
式I:{式中、上記に明示されている窒素は、C1-4アルキル若しくはフェニルC1-4アルキルで四級化されるか、又はN-オキシド(N+O-)として存在してもよく; kは0、1又は2であり; l及びmはそれぞれ独立に0、1、2、3、4又は5であり、但し、l+mは1、2、3、4又は5に等しく; R1は、(1)水素、(2)直鎖若しくは分枝鎖C1-8アルキル、直鎖若しくは分枝鎖C2-8アルケニル又は直鎖若しくは分枝鎖C2-8アルキニル[ここで、C1-8アルキル、C2-8アルケニル若しくはC2-8アルキニルは任意に、モノ、二、三若しくは四置換され、置換基は独立に、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)Br、Cl、I及びFから選択されるハロゲン、 (e)トリフルオロメチル、 (f)フェニル又はモノ、二若しくは三置換フェニル〔ここで、置換基は独立に、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-3アルキル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル、 (7)-NR6COR7(ここで、R6、R6′及びR7は独立に: (a)水素、 (b)C1-6アルキル又はモノ若しくは二置換C1-6アルキル(ここで、置換基は独立に、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチルから選択される)、 (c)フェニル若しくはナフチル又はモノ、二若しくは三置換フェニル若しくはナフチル(ここで、置換基は独立に、 (1)ヒドロキシ、 (2)C1-3アルキル、 (3)シアノ、 (4)ハロゲン、 (5)トリフルオロメチルから選択される)、 (d)C1-3アルキルオキシから選択されるか、又は R6′は上記の定義の通りであり、R6及びR7は、それらが結合している窒素と一緒になって、独立に窒素、酸素及び硫黄から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を含む5-、6-若しくは7員単環式飽和環を形成し、該環は、未置換又はモノ若しくは二置換される(ここで、置換基は独立に、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチルから選択される)、 (8)-NR6CO2R7、 (9)-NR6CONHR7, (10)-NR6S(O)jR7(ここでjは1又は2である)、 (11)-CONR6R7、 (12)-COR6、 (13)-CO2R6、 (14)-OR6、 (15)-S(O)k′R6(ここで、k′は0、1又は2である)、 (16)ヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは、 (1)ベンズイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソオキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、及び (21)トリアゾリルからなる群から選択され、未置換又はモノ、二若しくは三置換され、置換基は独立に、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチルから選択される)から選択される〕、 (g)-NR6R7、 (h)-NR6COR7、 (i)-NR6CO2R7、 (j)-NR6CONHR7、 (k)-NR6S(O)jR7、 (l)-CONR6R7、 (m)-COR6、 (n)-CO2R6、 (o)-OR6、 (p)-S(O)k′R6、 (q)ヘテロアリール(ここでヘテロアリールは、 (1)ベンズイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソオキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、 (21)トリアゾリルからなる群から選択され、未置換又はモノ、二若しくは三置換され、置換基は独立に、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチルから選択される)から選択される]からなる群から選択され; 上記R12(g)で定義された窒素は、C1-4アルキル若しくはフェニルC1-4アルキルで四級化されるか、又はN-オキシド(N+O-)として存在してもよく; Xは炭素であり;且つ R2、R3、R4及びR5は独立に、(1)水素;(2)ヒドロキシ;(3)オキソ;及び(4)-NR6R7又は-NR6C(O)-NR6′R7〔式中、-NR6R7の窒素は、C1-4アルキル若しくはフェニルC1-4アルキルで四級化されるか、又はN-オキシドとして存在してもよい〕からなる群から選択されるか、又は R2とR3、若しくはR3とR4は一緒になって炭素-炭素結合を形成するか、又は R2とR3、若しくはR3とR4、若しくはR4とR5は結合してアリール又はヘテロアリール環〔ここで、アリール又はヘテロアリール環は、(1)ベンズイミダゾリル、(2)ベンゾフラニル、(3)ベンゾオキサゾリル、(4)フラニル、(5)イミダゾリル、(6)インドリル、(7)イソオキサゾリル、(8)イソチアゾリル、(9)オキサジアゾリル、(10)オキサゾリル、(11)フェニル、(12)ピラジニル、(13)ピラゾリル、(14)ピリジル、(15)ピリミジル、(16)ピロリル、(17)キノリル、(18)チアジアゾリル、(19)チアゾリル、(20)チエニル、(21)トリアゾリルからなる群から選択され、アリール又はヘテロアリール基は、未置換又はモノ、二若しくは三置換され、置換基は:(a)水素、(b)分枝若しくは非分枝、未置換又はモノ若しくは二置換C1-6アルキル(ここで、置換基は独立に、水素及びヒドロキシから選択される)、(c)ヒドロキシ、(d)オキソ、(e)OR6(ここでR6は上記定義の通りである)、(f)ハロゲン、(g)トリフルオロメチル、(h)ニトロ、(i)シアノ、(j)NHR6、(k)NR6R7、(l)NHCOR6、(m)NR6COR7、(n)NHCO2R6、(o)NR6CO2R7、(p)NHS(O)jR6、(q)NR6S(O)jR7、(r)CONR6R7、(s)COR6、(t)CO2R6、(u)S(O)k′R6、(v)ヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは、 (a)ベンズイミダゾリル、 (b)ベンゾフラニル、 (c)ベンゾオキサゾリル、 (d)フラニル、 (e)イミダゾリル、 (f)インドリル、 (g)イソオキサゾリル、 (h)イソチアゾリル、 (i)オキサジアゾリル、 (j)オキサゾリル、 (k)ピラジニル、 (l)ピラゾリル、 (m)ピリジル、 (n)ピリミジル、 (o)ピロリル、 (p)キノリル、 (q)テトラゾリル、 (r)チアジアゾリル、 (s)チアゾリル、 (t)チエニル、 (u)トリアゾリルからなる群から選択され、未置換又はモノ若しくは二置換され、置換基は、 (1)水素、 (2)分枝若しくは非分枝、未置換又はモノ若しくは二置換C1-6アルキル(ここで、置換基は水素及びヒドロキシから選択される)、 (3)ヒドロキシ、 (4)オキソ、 (5)OR6、 (6)ハロゲン、 (7)トリフルオロメチル、 (8)ニトロ、 (9)シアノ、 (10)NHR6、 (11)NR6R7、 (12)NHCOR6、 (13)NR6COR7、 (14)NHCO2R6、 (15)NR6CO2R7、 (16)NHS(O)jR6、 (17)NR6S(O)jR7、 (18)CONR6R7、 (19)COR6、 (20)CO2R6、 (21)S(O)k′R6、及び (22)フェニルから選択される)から選択される〕を形成するか、又は R2、R3及びR4は上記定義の通りであり、X-R5は酸素又はS-(O)i(ここで、iは0、1若しくは2である)である}を有する化合物又は医薬上許容可能なその塩。
IPC (8件):
C07D221/20 ,  A61K 31/445 AAH ,  A61K 31/445 ABE ,  A61K 31/445 ACD ,  A61K 31/445 ACP ,  A61K 31/445 AED ,  C07D491/107 ,  C07D495/20

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