特許
J-GLOBAL ID:200903032325225887
植物チオエステラーゼの工学的操作および新規な基質特異性を有する植物チオエステラーゼ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
平木 祐輔 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-502968
公開番号(公開出願番号):特表2002-502263
出願日: 1998年06月03日
公開日(公表日): 2002年01月22日
要約:
【要約】植物アシル-ACPチオエステラーゼの基質特異性を改変する方法、並びにそのようにして得られる遺伝子工学的に作製された植物アシル-ACPチオエステラーゼを提供する。植物チオエステラーゼのC末端側の3分の2の部分がそのような修飾にとって望ましいことが確認された。さらに、遺伝子工学的に操作されたチオエステラーゼを発現させるためのDNA配列および構築物、並びにそれから産生された新規チオエステラーゼを提供する。前記DNA配列は脂肪酸の組成を改変するために宿主細胞(特に脂肪種子作物の種子細胞)において遺伝子工学的に操作されたチオエステラーゼを発現させるのに用いられる。ここに記載されるC12優先性の植物アシル-ACPチオエステラーゼを改変して、C14およびC12基質に対してほぼ同等の活性を有する植物チオエステラーゼを得ることができる。C12酵素のさらなる修飾により、C12基質よりもC14基質に対して高い活性を有するチオエステラーゼが得られる。特に興味を引くものとして、相対的18:0活性が増加している植物18:1チオエステラーゼがある。この種のFatAチオエステラーゼは植物種子油中のステアリン酸の生産量を高めるために利用される。
請求項(抜粋):
アシル-ACPチオエステラーゼにより加水分解されるアシル-ACP基質に対して改変された基質特異性を有する遺伝子工学的に操作された植物アシル-ACPチオエステラーゼを取得する方法であって、 (a)第1の植物チオエステラーゼタンパク質をコードする遺伝子配列を修飾して1以上の修飾チオエステラーゼ遺伝子配列を作製し、ここで該修飾配列は第1植物チオエステラーゼの成熟部分において1個以上のアミノ酸残基が置換、挿入または欠失されている遺伝子工学的に操作されたアシル-ACPチオエステラーゼをコードしており、 (b)該修飾遺伝子配列を宿主細胞において発現させて、遺伝子工学的に操作された植物チオエステラーゼを産生させ、そして (c)遺伝子工学的に操作された植物チオエステラーゼをアッセイして基質特異性の変化を検出する、 ことを含んでなる、上記方法。
IPC (3件):
C12N 15/09 ZNA
, C12N 9/16
, C12P 21/02
FI (3件):
C12N 9/16
, C12P 21/02 C
, C12N 15/00 ZNA A
引用文献:
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