特許
J-GLOBAL ID:200903032340512892

制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-058930
公開番号(公開出願番号):特開平6-127354
出願日: 1993年03月18日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】旋回制動時にのみ,車両の定常ヨーレートを一定に補償すべく制動力の前後配分を制御することにより、過渡的な左右制動力差によるヨーレート特性の制御幅を広げると共に、左右制動力差の定常入力を低減して減速度の変動を安定化し、運転者への心理的影響を低減し得る制動力制御装置を提供する。【構成】前輪制動圧PF を前輪マスタシリンダ圧PMCF に設定して(S2)、定常ヨーレートゲインを補償する所定の制動力前後配分特性図から後輪制動圧PR を目標制動圧P* R に設定し(S3)、制動による荷重移動及び旋回に伴うコーナリングパワーKf ,Kr を算出して(S4, S5)、これらに基づいて所定のモデル式により各係数,目標ヨーレートψ'r及びその微分値ψ"r,横方向速度Vyrを算出し(S6〜S8)、これらに基づいて前記目標ヨーレートを達成する左右前輪の制動力差ΔBf及び左右前輪目標制動圧P* FL,P* FRを算出する(S9,S10)構成とした。
請求項(抜粋):
車両の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、車両の前後方向速度を検出する速度検出手段と、前記操舵状態検出手段及び速度検出手段からの信号を入力して車両の目標ヨーレートを設定する目標ヨーレート設定手段と、車両の制動状態を検出する制動状態検出手段と、車両の各輪に配設された制動手段と、前記目標ヨーレート設定手段で設定された目標ヨーレートの定常値と,制御対象となる車両に発生する発生ヨーレートの定常値とが一致するために必要な前記制動手段の目標制動力の前後配分を,前記制動状態検出手段からの信号に基づいて算出する目標制動力前後配分算出手段と、前記目標ヨーレートを制御対象となる車両で実現するために必要な前記制動手段の目標制動力の左右配分を算出する目標制動力左右配分算出手段と、前記制動手段の制動力を前記目標制動力前後配分手段及び目標制動力左右配分手段で算出された目標制動力と一致するように独立に制御する制動力制御手段とを備えたことを特徴とする制動力制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/24 ,  B60T 8/32
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-137295

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