特許
J-GLOBAL ID:200903032346176967

等速自在継手外輪の熱処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松野 英彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-185497
公開番号(公開出願番号):特開平5-009584
出願日: 1991年06月28日
公開日(公表日): 1993年01月19日
要約:
【要約】【目的】 ボール転動体が転走する転走溝を内面に有するマウス部とセレーションを外周面に有するステム部から一体に形成されている等速自在継手用外輪では、転走溝とステム部外周面には、高周波焼入れと低温焼戻しによる表面硬化層が形成されており、ステム部に過大な回転トルクを与えるとセレーション端部近傍で破壊するが、その破壊トルクを高める。【構成】 マウス部2内面とステム部1外周面とにそれぞれ高周波焼入れ炉内焼戻しを行ったあと、ステム部外周面のみ低周波コイル43の加熱による二次焼戻しを行って、ステム部外周面の特にセレーション15端部近傍の硬化層を僅かに軟化させる。硬化層の軟化により、割れ感受性が鈍化し、破壊トルクを高める。
請求項(抜粋):
転動体が転走する転走溝を内面に有するマウス部とセレーション等の歯型部を外周面に有するステム部とから一体に成形されて成る等速自在継手外輪の当該マウス部内面と当該ステム部外周面とに、それぞれ誘導加熱焼入れによる焼入れ硬化層を形成し、次いで当該外輪を加熱炉中に加熱保持して焼戻しを行った後、当該ステム部外周面のみを誘導加熱による二次焼戻しを行って、当該ステム部外周面の少なくとも歯型部のマウス部側端部近傍における硬化層の硬度を当該転走溝の硬化層の硬度より低くするようにした等速自在継手外輪の熱処理方法。
IPC (4件):
C21D 9/32 ,  C21D 1/42 ,  F16C 3/02 ,  F16D 3/20
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭64-087721

前のページに戻る