特許
J-GLOBAL ID:200903032361269645

ピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 土川 晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-159521
公開番号(公開出願番号):特開平11-005262
出願日: 1997年06月17日
公開日(公表日): 1999年01月12日
要約:
【要約】【課題】 プレス機に取り付けられた上基板または下基板のいずれかに押圧ピンを保持したピンボード式カス取り機において、製品部とカス部の境界線に当たる干渉ピンを容易に除去できる押圧ピンの分離方法およびその装置。【解決手段】 干渉ピンに当たる部位の孔を閉塞した第1のテンプレートを用い干渉ピンを一旦上基板に保持し、押圧ピン10の受け孔48を設けた受け板50を上基板18に下にスライドさせ、上板から干渉ピンを受け板に保持した後退去させるので、一度に多数の干渉ピン除去できると同時に、除去した干渉ピンを容易に元の位置に戻すことができる。干渉ピンを除去した後は製品部をブランクにしたカス部を第2のテンプレートに貼着し、カス部に当たる押圧ピンは上基板18に、ブランク部に当たる押圧ピンは下基板16にそれぞれ振り分けることができる。
請求項(抜粋):
プレス機の基台に固定された下基板と、押圧ピンを上下に抜き差し自在に保持し所望のピッチで縦横に前記下基板に配列された下押圧ピン保持孔と、前記下押圧ピン保持孔に挿入された押圧ピンの係止手段と、前記下基板に向けて下降する前記プレス機のプラテンに固定された上基板と、押圧ピンを上下に抜き差し自在に保持し前記下押圧ピン保持孔の全てと上下に対向するように縦横に上基板に設けられ上押圧ピン保持孔と、前記上押圧ピン保持孔に挿入された押圧ピンの係止手段と、前記下基板および前記上基板の間に介在し打ち抜くブランクの形状に応じて前記下基板の前記下押圧ピン保持孔または前記上基板の前記上押圧ピン保持孔のいずれかに保持される押圧ピンと、前記下基板に設けられた前記押圧ピン保持孔と上下に対向するように設けられ前記押圧ピンを抜き差し自在に貫通できる貫通孔を有し下基板に保持された前記押圧ピンの上端と前記下基板の間で昇降自在に支持される下支持板と、前記上基板に設けられた前記上押圧ピン保持孔と上下に対向するように設けられ押圧ピンを抜き差し自在に貫通できる貫通孔を有し前記上基板に保持された前記押圧ピンの下端と前記上基板の間で昇降自在に支持される上支持板とで構成されるピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離方法であって、前記押圧ピンの全てを上基板に保持させる工程と、前記下支持板の前記貫通孔と同じ位置に前記押圧ピンが貫通する振り分け孔を穿設した第1のテンプレートに板紙の製品部を打ち抜いたカス部を位置決めして置き前記第1のテンプレートの前記振り分け孔のうち製品とカス部の境界線上またはそれに近接する振り分け孔を閉塞する工程と、前記下支持板を上昇しその上に前記下支持板の前記貫通孔と前記振り分け孔とを一致させて前記第1のテンプレートを載置する工程と、前記上基板に係止されている押圧ピンの全ての係止を解除し前記振り分け孔の閉塞により干渉ピンとして残された前記押圧ピン以外の前記押圧ピンを前記下基板の前記下押圧ピン保持孔に落下し保持させる工程と、前記上基板に残された前記干渉ピンを上基板に係止すると共に前記上基板から除去できる高さに前記上基板を上昇させる工程と、前記上基板と同様に前記上基板に設けられた所定のピッチで縦横に配列した押圧ピン保持孔と上下に対向するように設けられた受け孔を有する受け板を前記上基板と前記下基板間に挿入する工程と、前記上基板に干渉ピンとして係止されている前記押圧ピンの係止を解除することにより前記押圧ピンを前記受け板の前記受け孔に保持すると共に前記受け板を前記上基板の外に退避させる工程と、前記下基板に保持された前記押圧ピンを前記上基板に保持させる工程と、前記下支持板の前記貫通孔と同じ位置に前記押圧ピンが貫通する振り分け孔を穿設した第2のテンプレートに板紙の製品部を打ち抜いたカス部を位置決めし固定する工程と、前記下支持板を上昇しその上に前記第2のテンプレートを載置する置する工程と、前記上基板に係止されている前記押圧ピンの係止を解除し前記板紙の前記製品部を押圧する押圧ピンをを前記下基板の前記押圧ピン保持孔に落下し保持させる工程と、前記上基板に残った前記板紙のカス部を押圧する押圧ピンをを前記上基板に係止する工程とからなることを特徴とするピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離方法。
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平7-096276

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