特許
J-GLOBAL ID:200903032364485837

薬液回収装置を備えた薬品処理装置を利用する連続物体の洗浄方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹中 一宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-164745
公開番号(公開出願番号):特開平5-009766
出願日: 1991年07月05日
公開日(公表日): 1993年01月19日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 酸洗後の残留塩酸の拭い取り率の向上により、洗浄水量を減少し、かつ装置の縮少をはかった連続物体の洗浄方法。【構成】酸洗装置を出た帯鋼はリンガロール22、次で吸液機能を備えた不織布又は不織布を積層化したポーラスな弾性ロール22aを通って残留塩酸が拭いとられ、引続き水洗27、ロール24、ドライヤー25の過程を経て洗浄される。不織布又は弾性ロールに吸い取られた塩酸処理液はローラから強制排出されて配管45、塩酸回収装置26を経て、酸洗装置で再使用される。洗浄排水は配管35、28を経て塩酸回収装置に導かれ、補給水29として再利用される。
請求項(抜粋):
連続物体(帯鋼、線材等)に酸洗処理等各種の薬品処理をなす薬品処理工程、及びこの薬品処理工程から搬送され、かつ薬液を拭い取られた薬液処理済みの連続物体を、単段若しくは多数段で水洗する洗浄工程、並びに洗浄工程から排出される洗浄装置排水を、薬液回収装置で補給水として利用する薬液回収工程から構成される連続物体の洗浄方法に於て、前記薬品処理工程で処理された前記連続物体に付着する処理液を、先ず一対のゴムロール、エアナイフ等の薬液排除手段を介して拭い取る強制拭取り工程と、この強制拭取り工程で処理された前記連続物体に付着する残留処理液を、続いて、湿潤状態に管理されている、一対の吸液機能を備えた繊維不織布若しくは繊維不織布にバインダーを合浸したシートをディスク状に打ち抜き、これを積層して形成してなるポーラスな弾性ロールに導き、このポーラスな弾性ロールのポーラス部に含有する処理液又は水を介しての水分誘導機能、及びロール本体部の吸引負圧機能を介し、前記残留処理液を、ロール本体部に吸引した後、配管又はパイプ等の管路を介して当該ポーラスな弾性ロール外に拭い取り排液する液体誘導、吸引工程と、前記強制拭取り工程、及び該液体誘導、吸引工程の、二回の拭い取りを介して、前記洗浄工程から排出される洗浄装置排水を、薬液回収装置に於ける必要とする補給水より少なく規制できる薬液回収工程と、で構成される薬液回収装置を備えた薬品処理装置を利用する連続物体の洗浄方法。

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