特許
J-GLOBAL ID:200903032392589044

多孔性焼成体を用いたダイオキシンの吸着除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武石 靖彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-141929
公開番号(公開出願番号):特開2000-325749
出願日: 1999年05月21日
公開日(公表日): 2000年11月28日
要約:
【要約】【目的】 ゴミ焼却炉から排出される排ガス中に含まれるダイオキシンを吸着除去するための方法を提供する。【解決手段】 a)可燃性有機物と、b)粘結剤としての粘土鉱物と、c)ゼオライト、炭酸カルシウム、又はこれらのいずれかを含有する粉末状の無機系廃棄物とを、予め含水率が70%になるように調整された成分a)100重量部に対して成分b)2〜20重量部及び成分c)0.3〜8重量部の比率にて混合し、成分aの表面に、成分b及びcを均一に被覆した後、ロータリキルンを用いて600〜700°Cまで加熱して自己燃焼を生じさせた後、自己燃焼により焼成を行い、炭化により生じた炭素の表面にセラミックス層を形成させ、得られた焼成物を微粉砕し(工程A)、得られた多孔性焼成体を、ゴミ焼却炉から集塵器へ移送される排ガスに吹き込んで、排ガス中の粉塵と共に該焼成体を排ガスから分離除去する(工程B)。
請求項(抜粋):
ゴミ焼却炉から排出される排ガス中に含まれるダイオキシンを吸着除去するための方法であって、工程A:a)可燃性有機物と、b)粘結剤としての粘土鉱物と、c)ゼオライト、炭酸カルシウム、及び、ゼオライト又は炭酸カルシウム含有無機系廃棄物から成る群より選ばれた粉末状添加物とを、予め含水率が70%になるように調整された上記可燃性有機物100重量部に対して上記粘土鉱物2〜20重量部及び粉末状添加物0.3〜8重量部の比率にて混合を行い、上記可燃性有機物の表面に、上記粘土鉱物及び粉末状添加物を均一に被覆した後、ロータリキルンを用いて600〜700°Cまで加熱して自己燃焼を生じさせ、その後、自己燃焼により焼成を行い、上記可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックス層がコーティングされた焼成物を得、その後、該焼成物を粉砕及び整粒し、90%以上が200μm以下の粒径である多孔性焼成体を製造する工程、及び工程B:上記工程Aで得られた多孔性焼成体を、ゴミ焼却炉から集塵器へ移送される排ガスに吹き込み、上記排ガス中に含まれるダイオキシンを上記多孔性焼成体に吸着させ、上記集塵器によって、排ガス中の粉塵と共に上記多孔性焼成体を排ガスから分離除去する工程を含むことを特徴とする多孔性焼成体を用いたダイオキシンの吸着除去方法。
IPC (3件):
B01D 53/70 ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01J 20/18
FI (3件):
B01D 53/34 134 E ,  B01J 20/18 C ,  B01D 53/34 ZAB
Fターム (38件):
4D002AA21 ,  4D002AC04 ,  4D002BA04 ,  4D002BA14 ,  4D002CA01 ,  4D002CA11 ,  4D002DA05 ,  4D002DA16 ,  4D002DA45 ,  4D002DA47 ,  4D002DA66 ,  4D002EA02 ,  4D002EA07 ,  4D002GA01 ,  4D002GA02 ,  4D002GB02 ,  4D002GB06 ,  4D002GB08 ,  4D002GB11 ,  4D002GB12 ,  4D002HA10 ,  4G066AA17B ,  4G066AA43B ,  4G066AA61B ,  4G066AA63D ,  4G066AB30C ,  4G066AC02C ,  4G066AC07C ,  4G066BA23 ,  4G066BA25 ,  4G066CA33 ,  4G066DA02 ,  4G066EA13 ,  4G066FA02 ,  4G066FA22 ,  4G066FA26 ,  4G066FA34 ,  4G066FA37

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