特許
J-GLOBAL ID:200903032431478654

熱対流を利用した核酸配列増幅方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 熊倉 禎男 ,  小川 信夫 ,  箱田 篤 ,  浅井 賢治 ,  平山 孝二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-005499
公開番号(公開出願番号):特開2009-100761
出願日: 2009年01月14日
公開日(公表日): 2009年05月14日
要約:
【課題】構成が簡単で、小型化及び複合装置での具現が容易で、高温安定性を持たないDNAポリメラーゼも使用できる、熱対流を利用した核酸配列増幅装置及び方法を提供する。【解決手段】試料内の複数の特定領域に対して熱を供給しまたは熱を奪う複数の熱源を試料と熱的に結合させる工程であって、前記試料内の複数の特定領域のうち相対的に高い温度に保持される領域が相対的に低い温度に保持される領域よりも低く位置するように配置され、それによって、ポリメラーゼ連鎖反応が効率よく起こり得る特定の空間的温度分布を試料内に保持させる前記工程を含む、熱対流を利用した核酸配列増幅装置及び方法。【選択図】なし
請求項(抜粋):
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を利用する核酸配列増幅方法であって、 増幅しようとする特定核酸配列を含む鋳型DNA、DNAポリメラーゼ、デオキシアデノシン三リン酸、デオキシシチジン三リン酸、デオキシグアノシン三リン酸、デオキシチミジン三リン酸、及び前記特定核酸配列部位の3'末端に各々相補的な核酸配列を持つ少なくとも二つ以上のオリゴ核酸プライマーを含む試料を反応容器に注入する工程; 前記試料内の相対的に高い温度の領域が相対的に低い温度の領域よりも低く位置するように前記試料内の複数の特定領域に熱を供給しまたは熱を奪う複数の熱源と前記反応容器とを熱的に接触させることにより前記試料内に空間的温度分布を維持する工程;を含み、 前記空間的温度分布は、i)2本鎖のDNAを1本鎖のDNAに分離する変性工程、ii)前記1本鎖のDNAが前記プライマーとともにDNA-プライマー複合体を形成するアニーリング工程、iii)前記DNA-プライマー複合体のプライマーを重合反応によって伸張する重合工程、が起こるために適切な温度条件を満たす空間的領域を含み、 前記空間的温度分布は、熱対流による試料の循環によって前記変性工程、アニーリング工程、重合工程を順次的かつ反復的に発生させ得る温度分布であることを特徴とする前記核酸配列増幅方法。
IPC (2件):
C12N 15/09 ,  C12M 1/00
FI (2件):
C12N15/00 A ,  C12M1/00 A
Fターム (10件):
4B024AA20 ,  4B024CA05 ,  4B024CA09 ,  4B024HA19 ,  4B029AA12 ,  4B029AA23 ,  4B029BB16 ,  4B029BB20 ,  4B029CC01 ,  4B029GB10
引用特許:
審査官引用 (5件)
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引用文献:
審査官引用 (2件)

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