特許
J-GLOBAL ID:200903032434783083

断層像の空間座標設定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-173297
公開番号(公開出願番号):特開平8-010265
出願日: 1994年06月30日
公開日(公表日): 1996年01月16日
要約:
【要約】【目的】 マーカーの画像空間座標を正確に求めることによって、断層像の空間座標軸を正確に設定することができる断層像の空間座標設定装置を提供する。【構成】 第1画像メモリ2には被検体の関心部位の断層像を記憶し、第2画像メモリ3には第1画像メモリ2の断層像のスライス面とは交差するスライス面からなる断層像を記憶する。第1/第2画像メモリ2,3の断層像に描出されている、それぞれの各マーカーの画像空間座標は、第1/第2座標メモリ7,8に記憶される。マーカー空間座標算出部9は、第1/第2座標メモリ7,8の各マーカーの画像空間座標を通り、スライス厚方向の法線に平行なスライス厚の長さを有する線分を算出し、対応するマーカー同士の線分が交差する点、または線分同士の最短距離の中点の空間座標を各マーカーの画像空間座標として算出する。
請求項(抜粋):
被検体の関心部位の体表面に複数個のマーカーを取り付けた状態で複数枚の断層像を撮影し、これらの複数枚の断層像によって構成される空間の座標を設定する装置であって、(a)X線CT装置やMRI装置などの固有の画像空間を有する断層像撮影装置によって所定のスライス厚で撮影して得られた、複数個のマーカーを含む被検体の関心部位の位置ごとの断層像の画像データを予め記憶する第1画像記憶手段と、(b)前記断層像撮影装置によって所定のスライス厚で撮影して得られた前記第1画像記憶手段に記憶されている断層像のスライス面と交差する断層像であって、前記マーカーを含む被検体の関心部位の位置ごとの断層像の画像データを予め記憶する第2画像記憶手段と、(c)前記第1画像記憶手段および第2画像記憶手段に記憶されている断層像を表示する表示手段と、(d)前記表示手段に表示された断層像上のマーカーの位置を指示する指示手段と、(e)前記指示されたマーカーの位置の画像空間座標を算出する空間座標算出手段と、(f)前記表示手段に前記第1画像記憶手段の断層像が表示されている際に、指示手段によって指示された位置であって、前記空間座標算出手段によって算出された各マーカーの画像空間座標を記憶する第1座標記憶手段と、(g)前記表示手段に前記第2画像記憶手段の断層像が表示されている際に、指示手段によって指示された位置であって、前記空間座標算出手段によって算出された各マーカーの画像空間座標を記憶する第2座標記憶手段と、(h)前記第1/第2座標記憶手段の各マーカーの画像空間座標に基づき、スライス厚方向の法線に平行であって、かつ、各マーカーの画像空間座標を通って前記スライス厚の長さをもつ各線分をそれぞれについて算出するとともに、対応するマーカー同士の線分が交差する点、または線分同士の最短距離の中点の画像空間座標を各マーカーの画像空間座標として算出するマーカー空間座標算出手段と、を備えたことを特徴とする断層像の空間座標設定装置。

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