特許
J-GLOBAL ID:200903032451163277

視線検出を利用した画像誤差評価装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-247894
公開番号(公開出願番号):特開平7-105380
出願日: 1993年10月04日
公開日(公表日): 1995年04月21日
要約:
【要約】【目的】 視線を検出し、注目画像部分とそうでない画像部分とで誤差の異なる重み付けをして、主観評価とよく対応した評価値の出力を可能とする。【構成】 原画像と前記原画像に劣化を生じた劣化画像を記録するための画像メモリ11,12と、視線を検出し視線の停留位置と停留時間を抽出するための画像モニタ13、視線検出カメラ14、注視点情報抽出手段15と、前記原画像と前記劣化画像の差分をとった差分画像をブロック分割して各ブロックのブロック差分平方和を得るための差分画像算出手段16、ブロック分割手段17、ブロック誤差算出手段18と、前記視線の停留位置と停留時間に基づいて前記ブロック差分平方和をブロック毎に重み付けして誤差評価値を出力するための誤差重み付け手段19、誤差出力手段20とを有して構成される。
請求項(抜粋):
画像入力記録部、注視点検出部、誤差検出部および誤差補正部を有し、前記画像入力記録部は、複数の画素データよりなる原画像が入力されそれを蓄積する第1の画像メモリと、前記原画像に劣化を生じた複数の画素データよりなる劣化画像が入力されそれを蓄積する第2の画像メモリとを含み、前記注視点検出部は、前記第2の画像メモリからの前記劣化画像を表示するための画像表示手段と、前記画像表示手段の表示画面上を動く観察者の視線の動きを検出するための視線検出手段と、前記視線検出手段により得られた視線情報と前記第2の画像メモリからの前記劣化画像とから、前記劣化画像の表示画像上の視線が停留した点の注視点情報を抽出するための注視点情報抽出手段とを含み、前記誤差検出部は、前記第1の画像メモリで記録された前記原画像と前記第2の画像メモリで記録された前記劣化画像との対応する位置の画素データの差分値をとり差分画像を得るための差分画像算出手段と、前記差分画像算出手段により得られた差分画像を複数のブロックに分割するブロック分割手段と、前記ブロック分割手段で分割された差分画像について各ブロックのブロック内の前記差分値の平方和であるブロック差分平方和を算出するためのブロック誤差算出手段とを含み、前記誤差補正部は、前記注視点情報抽出手段で抽出された視線停留点の前記注視点情報に基づいて、前記ブロック誤差算出手段により得られたブロック差分平方和をブロック毎に重み付けしてブロック重み付け差分平方和を得るための誤差重み付け手段と、前記誤差重み付け手段により得られた前記ブロック重み付け差分平方和の全ブロックの総和である全ブロック重み付け差分平方和を得、前記全ブロック重み付け差分平方和を前記差分画像の全画素数で除した値を画像誤差評価値として出力するための誤差出力手段とを含むことを特徴とする、視線検出を利用した画像誤差評価装置。

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