特許
J-GLOBAL ID:200903032480140308

生物学的に活性なヒト酸性線維芽細胞成長因子の産生方法および血管新生の促進におけるその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 遠山 勉 ,  松倉 秀実 ,  川口 嘉之 ,  永田 豊
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-519599
公開番号(公開出願番号):特表2004-517607
出願日: 2001年08月15日
公開日(公表日): 2004年06月17日
要約:
ヒト酸性線維芽細胞成長因子155(haFGF155)の遺伝子が化学的合成により得られた。haFGF155遺伝子のヌクレオチド配列は、文献に記載されたhaFGF155のアミノ酸配列を基に推定した。合成されたhaFGF155のアミノ酸配列は、文献に記載されたものとは異ならない。haFGF遺伝子のヌクレオチド配列は、すでに記載されているものとは異なっている。haFGF155遺伝子の化学的合成のために、エシェリヒア・コリ高発現タンパク質において、エシェリヒア・コリにより最も頻繁に使用されるコドンが使用された。haFGF155遺伝子を有するプラスミド(phaFGF155)を得て、エシェリヒア・コリを形質転換するために使用した。haFGF154タンパク質の産生は、ラムダファージの溶菌性発生を遅延する条件下でプロデューサー株を培養することにより達成した。haFGF154タンパク質がプロデューサー株細胞のラムダファージによる溶菌の結果として、可溶性条件の培地中に蓄積した。haFGF154タンパク質は、培地に蓄積した可溶性タンパク質の20%を占め、その生物学的活性を、新しい血管を作る(血管新生)能力により実証した。FGF155タンパク質の第1位にあるイニシエーターメチオニン残基は、タンパク質合成の間に完全に除去され、FGF154アミノ酸産生物を生じた。他の形態のhaFGFタンパク質を産生するためのファージ依存性方法の使用もまた、開示する。
請求項(抜粋):
生物学的に活性なヒト酸性線維芽細胞成長因子タンパク質の産生方法であって、 プロモーターに作動可能に連結された、生物学的に活性なヒト酸性線維芽細胞成長因子タンパク質をコードする発現可能な遺伝子を少なくとも1コピー有するプラスミドで、エシェリヒア・コリ株を形質転換すること、 形質転換された宿主細菌細胞に、溶菌遅延を媒介することができるバクテリオファージλを感染させること、および、 前記タンパク質の所望レベルの産生が達成されるまで溶菌を伴わずに、前記細胞の溶菌成長が誘導される培養条件下で前記エシェリヒア・コリ宿主細胞を培養し、前記タンパク質を可溶性で生物学的に活性なヒト酸性線維芽細胞成長因子タンパク質として産生すること、 を含む方法。
IPC (4件):
C12N15/09 ,  A61P9/00 ,  C07K14/50 ,  C12P21/02
FI (5件):
C12N15/00 A ,  A61P9/00 ,  C07K14/50 ,  C12P21/02 C ,  A61K37/02
Fターム (29件):
4B024AA01 ,  4B024BA80 ,  4B024CA02 ,  4B024DA06 ,  4B024EA04 ,  4B024FA02 ,  4B024HA01 ,  4B064AG13 ,  4B064CA19 ,  4B064CC24 ,  4B064DA01 ,  4C084AA01 ,  4C084AA02 ,  4C084AA06 ,  4C084BA01 ,  4C084BA08 ,  4C084BA22 ,  4C084BA23 ,  4C084CA18 ,  4C084CA53 ,  4C084DB54 ,  4C084NA14 ,  4C084ZA362 ,  4H045AA10 ,  4H045AA20 ,  4H045BA10 ,  4H045CA40 ,  4H045DA20 ,  4H045FA74
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平2-306996
  • 特開平3-043088
  • 特開平2-306996
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引用文献:
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