特許
J-GLOBAL ID:200903032490824906

冷凍サイクル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-104019
公開番号(公開出願番号):特開平7-310958
出願日: 1994年05月18日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】冬期等にも冷凍サイクルの性能低下を生じない冷凍サイクル制御装置。【構成】冬期のような場合、T3はT0より小さくなるので、所定過熱度SH0として外気温度T3が設定される(ステップ107,115)。所定過熱度SH0が低くなることにより、実際の過熱度SHが所定過熱度SH0よりも大きいと判定され易くなる。したがって膨張弁は通常よりも開き気味のフィードバック制御に移行する。膨張弁が開けば十分な冷媒量が熱交換器および蒸発器側に供給され、熱交換器の出口流路から圧縮機側へ排出される冷媒温度の上昇を抑制でき、熱交換器の入口流路の冷媒の冷却が十分に行われる。あるいは、熱交換器の出口流路の冷媒温度が入口流路の冷媒温度よりも高くなることがないので、熱交換により入口流路の冷媒を蒸発させて蒸発器の性能を大幅に低下させてしまう現象を防止でき、冷却効率の低下を防止することができる。
請求項(抜粋):
圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発部を備え、上記膨張弁が、開度調整機能を有し、上記蒸発部が、冷媒を導入して所定距離通過させる入口流路と、上記入口流路に連通する蒸発器と、上記蒸発器の下流端から流出した冷媒を所定距離通過させて送り出す出口流路と、上記入口流路内の冷媒を冷却する冷却手段と、上記冷却手段の内部、上記冷却手段と上記蒸発器との間、または上記蒸発器内の上流端近傍に設けられた減圧手段と、上記出口流路内の冷媒を昇温する昇温手段とを有し、上記冷却手段と上記昇温手段とが、上記入口流路の冷媒と上記出口流路の冷媒とを熱交換可能とされてなることにより構成されている冷凍サイクルに用いられる冷凍サイクル制御装置であって、上記出口流路から送り出された冷媒の過熱度検出手段と、上記凝縮器の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手段と、上記過熱度検出手段により検出された過熱度が、予め設定された所定過熱度よりも高い場合は上記膨張弁の開度を開く方向に制御し、所定過熱度よりも低い場合は上記膨張弁の開度を閉じる方向に制御する膨張弁開度制御手段と、上記雰囲気温度検出手段により検出された雰囲気温度が予め設定された所定温度より低いときは、上記雰囲気温度またはその近傍の温度を上記所定過熱度として設定する所定過熱度設定手段と、を備えたことを特徴とする冷凍サイクル制御装置。
IPC (3件):
F25B 1/00 331 ,  F25B 1/00 304 ,  F25B 1/00 397

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