特許
J-GLOBAL ID:200903032511522522

炭素繊維強化複合材料及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富村 潔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-078337
公開番号(公開出願番号):特開平10-251065
出願日: 1998年03月11日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 強化炭素繊維と、主としてシリコンカーバイドからなるマトリックスとから構成され、高温耐熱性、耐酸性、高密度の複合材料及びその製造方法を提供する。【解決手段】 強化炭素繊維がグラファイト短繊維からなり、このグラファイト繊維は、炭化可能な含浸剤で含浸し次いで炭化することにより得られた少なくとも2つの、グラファイト化された炭素材からなるシェルに包囲されており、その製造においては、長或いは短繊維プリプレグから出発し、先ず炭化され、次に少なくとも1回炭化可能な含浸剤での含浸と再炭化とからなる工程が施され、しかる後最大2400°Cの温度まででグラファイト化され、それから中間生成物を製造するための乾燥物に細分化される。この乾燥物はそれから高度に炭素を含む結合剤と混合され、この混合物が生の成形体にプレスされる。この成形体は次いで炭化され、しかる後液状シリコンが浸透される。その際炭化された中間生成物の炭素マトリックスはシリコンカーバイドに変換される。
請求項(抜粋):
炭素と、シリコンカーバイド及びシリコンからなるマトリックスとを含み、炭素繊維で強化された伸び率の高い複合材料において、a)前記強化炭素繊維が複合材料全体にわたって均一に分布された、0.1から5mmまでの長さを持つグラファイト短繊維であり、このグラファイト短繊維が合成樹脂のコーキング及びこれに続くグラファイト化により作られた、部分的にシリコンカーバイドに変換されたグラファイト化炭素からなるシェルに結合されているものであり、b)前記マトリックスが20重量%までの元素シリコンを含む主としてシリコンカーバイドからなるマトリックスであり、このマトリックスが複合材料の前段生成物内に存在し、炭素を含む結合剤のコーキングにより生じた炭素マトリックスと液状シリコンとの反応によって生じたものであり、c)0.25から0.5%までの伸び率と、d)最大5%の開放された細孔容積を備えたことを特徴とする炭素繊維強化複合材料。
IPC (3件):
C04B 35/565 ,  C04B 35/65 ,  C04B 35/80
FI (3件):
C04B 35/56 101 L ,  C04B 35/65 ,  C04B 35/80 B
引用特許:
審査官引用 (2件)

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