特許
J-GLOBAL ID:200903032511815945

摩擦状態検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-157275
公開番号(公開出願番号):特開平10-002813
出願日: 1996年06月18日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 簡単な構成により摩擦状態を正確に検出する。【解決手段】 車体と路面と車輪とにより構成される車輪共振系において、車輪に制動力を作用させる制動力制御系と、車輪速度と制動力の所定周波数成分の振幅の比である共振ゲインを求め、十分小さな値に設定された基準ゲインに対する共振ゲインの比を検出する共振成分検出部と、この比と1との偏差を演算する偏差計算部と、該偏差を0に一致させるように制動力制御系を制御するPI制御器と、制動力に基づいて摩擦状態を検出する摩擦状態検出部と、から構成する。制動力を大きくして摩擦力をピーク値に近づけると、共振特性が変化して共振ゲインが小さくなる。そこで、偏差が0に一致するように制動力を制御することにより、摩擦状態がピーク値に保持される。この制動力は、摩擦状態を反映するので、その大小により路面と車輪との間の摩擦状態を正確に検出することができる。
請求項(抜粋):
摩擦力の生じる接触面の片面側要素に該接触面と略平行な方向に変位するばね要素を接続し、該ばね要素の他端に慣性体を接続してなると共に前記片面側要素に作用力が印加される振動系と、前記振動系に印加された作用力及び該作用力の状態量を検知する作用力検知手段と、前記作用力が印加された振動系の状態量を検知する状態量検知手段と、前記作用力の状態量に対する前記振動系の状態量の比である共振ゲインを演算する共振特性演算手段と、前記共振特性演算手段により演算された共振ゲインが予め定められた基準ゲインに一致又は略一致した状態で検知された前記作用力に基づいて前記接触面における摩擦状態を検出する摩擦状態検出手段と、を含む摩擦状態検出装置。
IPC (3件):
G01L 5/00 ,  G01N 19/02 ,  B60G 17/00
FI (3件):
G01L 5/00 G ,  G01N 19/02 B ,  B60G 17/00

前のページに戻る